純・潔・検・査-1
「君がバージンかどうか、確かめることだよ。なんで今の今までしなかったのかな」
沼口だって恵理子が今まで見せたあまりのピュアさから、彼女が処女であることをもとより疑ってなどいない。確認するまでもないとは思っていたが、もちろん目的は別にある。
「そんなの、あたりまえじゃないですか……」
恵理子は今まで、まだ中学生でそういう行為に及ぶなんてありえないと思っていた。たとえ男の子と付き合うとしても、それは机を並べて勉強するとか、休みの日に一緒に遊びに行くとか、そういうことだと思っていた。キスするとか抱きしめあうとかいったことすら、まだ恥ずかしくてできそうもない気がしていた。おそらく手を繋ぐことすらできないだろう。
彼女自身は言うに及ばず、たとえば同級生の女子たちのなかでも、もう経験済みの子がいるなんて想像したこともない。不良少女とか、早熟で遊び好きの子などと交友したことが全く無いせいかもしれない。
「信じてはいるけど、ちゃんと証拠を見せてもらいたいんだよね」
どうやってそうするかは、性知識の乏しい恵理子にだってわかる。女性としていちばん見られたくない部分を直接調べられるということだ。
そうして沼口は恵理子を床に座らせた。その姿勢から大きく開脚させた。もうどうしようもないと諦めたのか、ほとんど無抵抗だった。
叢の覆いを奪われ、こんなあられもない恰好をさせられても、恵理子の左右の大陰唇はぴったりと綴じ合わさって、それ以上の視線を拒んでいる。それだけでも純潔の証として十分なようにも見えるが、絶対的な証拠を見るまでは、もちろん沼口は満足しない。指先で彼女の秘貝をぐいと押し広げた。
「ひっ!」
いちばん隠しておきたい部分が晒され、乙女の羞恥が爆発する。その恥じらいをよそに、沼口は顔を近づけ、まさぐるような視線で至近距離から恵理子の秘奥を覗き込む。
そこは楚々とした桜色をしていた。まったく型崩れの無い、整った形をした襞と豆粒のような可愛らしい秘核。美少女はこんなところまで綺麗なのか……と妙に感心してしまう。
軽く指先で撫でまわしてみると、それだけで恵理子の全身が震え上がった。
彼女は中学2年生になる今までただの一度も独り遊びをしたことがない。そういう行為があること自体知らなかった。そんな清純そのものの少女にとっては、性器を無造作に弄られるだけでも大変な刺激なのだ。声を出さないようにするだけでも精一杯だった。
もし本気で女の感じやすい部分を狙って責めたら、こんな小娘はひとたまりもないだろう。けれどもいまこの美少女の性器をあられもなく濡らすことは沼口の本意ではない。あくまで観察するまでだ。