伐られる処女林-2
「次はツルツルになったところも撮らせてもらうからな」
沼口はいよいよ次の作業に入る。バッグからカミソリとシェービングクリームのチューブを取りだした。続いてはワックスの入った丸い容器だ。最初からこうするつもりで用意していたものだ。それぞれを恵理子の前に示して、問いかけた。
「好きな方を選ばせてやる。剃られるのか、ワックスで根こそぎ抜かれるのか、どっちがいい」
「あの、ワックスって……」
恵理子はブラジリアンワックスというものをまだ知らなかった。それで沼口は説明を加える。
「知らないのか? 塗って固まったところを、毛ごと剥がすんだよ」
恵理子には究極の選択というしかなかった。恥毛を無しにされるのはどうせ決まったことなのだ。いずれにせよ耐え難い辱めというほかない。
抜かれるのもすごく痛そうだが、それ以上に他人の持つ刃物が女の子の大事な部分に触れるのは恐怖だった。なにしろ、カミソリといってもT字型の安全カミソリですらないのだ。刃先がずれたらと想像しただけでも身震いする。
「早く決めろ。さあ、どっちだ?」
ためらっている少女に、沼口は顔を近づけて回答を迫る。
「抜く方に……してください」
恵理子はおずおずと答えた。
「よし、わかった」
飴色の半透明なワックスが、木のヘラで若草の茂みに広げられた。陰部に広がるその感触に恵理子はいよいよ身をわななかせる。
「いつ、生え始めた?」
凝固するのを待ちながら、沼口は問い詰める。
「中学に…入ったばかりの頃です」
少女は顔を背けながら答える。
「そうか、1年半でこんなに生え揃ったわけか。けど、これまでのようだな」
そんな恥ずかしいやりとりをしているうちに、ワックスが固まってきた。
「じゃあ、いくからな」
べりべりべりっ!!
激しい痛みと性器をえぐるような衝撃ともに、凝固したワックスが引きはがされる。同時に14歳の処女林が、本当に一本残らず根こそぎにされた。