晒される裸身-1
もうレイプされる運命は決まったようなものだが、かよわい乙女になすすべはない。沼口が約束通り避妊してくれる保証なんてどこにもないが、逆らっても勝てるわけがない。今は生殺与奪の権を握っている彼の言う通りにするしかなかった。
「じゃあ、まずはおっぱいから見せてもらおうか」
沼口はまた鋏を手にすると、恵理子のブラジャーを切った。真ん中を、次に肩紐を。支えを失ったブラははらりと床に落下し、若さと幼さが入り混じったような14歳の乳房が剥き出しになる。ふくらみはじめてこのかた、男の目に晒されるのはもちろん初めてのことだ。
「隠すなよ、いいか」
思わず両胸に手を伸ばそうとする彼女を制して、胸の観察に入った。まだまだ微乳というほかはないが、それでもお椀型のふくらみは、それなりに女としての主張をできるぐらいには発達している。可憐な美少女にはこれぐらいが似つかわしいだろう。
沼口は、思春期の少女以外はまったく女性として見ることができない男だった。その彼でも、世の巨乳とか大人顔負けのボディとかを謳う女子中高生のグラビアとか、あるいはその種のアニメキャラなどは、それを愛好する者たちも含めて、ほとんど理解できない代物だった。それなら最初から大人の女にしておけばいいではないか。少女なら少女らしく、清楚で華奢であってこそ大人には無い魅力があるというものだ。それが沼口の女性観であり、恵理子はまさにその眼鏡に適っているのだ。
指先で撫でてみると、若い娘ならではの弾むような感触が心地よかった。楚々とした桜色の小さな乳輪と、ちょこんと付いた陥没気味の小さな乳首もまた、可愛らしくてたまらない。
「胸のサイズ、いくつだ?」
だいたい予想はついたのだが、沼口はことさらに問い詰める。まだ胸の大小をそれほど気にしたこともない恵理子だが、バストサイズを言わされるのは、思春期の少女にはそれだけでも気が引けるものだ。
「な、76cmです……」
黙っていてもどうせ白状させられると観念したのか、恵理子は震える声で答えた。ほぼ予想通り、そんなものだろうと沼口は思っていた。ことのついでにウェストもヒップも訊いてみたが、それぞれ57cm と78cmだという。身長は156cmとだいたい平均レベルなのを考えても、妖精のように華奢な美少女には相応しいスリーサイズの数値だった。尋ねはしなかったが、体重も40kgあるかどうかだろう。
「まだまだ揉みしだくほどのふくらみもないって感じだな」
本当はこれぐらいの大きさが気に入っているのだが、わざとそんなふうに嘲る。そう言いながら乳首を指先で弾いたり、つまんだり、引っ張ったりして、乳房と乙女心を同時に弄んでみせた。
それをしばらく楽しんでから、いよいよ沼口は恵理子の下半身に目を移した。