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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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コノ娘はもう掌の内-2

「さてさて、どんな楽しみから始めようかな」
 沼口が邪な笑みとともに迫ると、恵理子は逃げ出そうとした。入り口のドアに通じる狭い通路は立ちはだかる沼口の身体で塞がれており、横を抜けることなんてできるわけもない。

 さっきの鍵をかける音がしたのは、当然ながら外から誰も入ってこないようにするためだった。

 いよいよ恵理子は恐怖に駆られ、ギャラリーの奥へと後ずさりする。だがその方向に行っても、窓もない白い壁面が待っているだけだ。
「た、助けてぇーっ! 誰かぁーっ! きゃあぁぁぁーっ!」
 恵理子は助けを求めて懸命に絶叫した。

「無駄だよ。裏は森だし、窓も無いし、こんな辺鄙なところじゃ、誰にも聞こえやしないよ」
 沼口は嘲笑う。

 恵理子はとっさに学生鞄に手をやろうとしたが、すぐに沼口に力任せに取り上げられた。
「念には念、と」
 中にあるスマホを取り出して助けを呼ぶ。そんな企てが間に合うわけもないのだが、外部への連絡手段を封じておくに越したことはない。鞄はそのまま恵理子の手が届かないように、ドアの方向に放り投げられた。

「いいかな、覚悟はできたかな?」
 部屋の隅まで追い詰められ、もう逃げ場も完全に失った少女のほっそりした両肩を、沼口ははっしと掴んで挟み込むように押さえつけた。そのまま強引に後ろを向かせ、壁面に押し付けるようにする。

 恵理子にとって、生まれてはじめて身をもって味わう成人男性の力だった。からだつきも華奢で、そのうえ運動部に所属したこともない非力な少女だけに、その力はなおさら強大なものとして迫った。

 恵理子の父親はいたって娘に優しいから、ただの一度だって彼女に手を上げたことはない。学校でも今時体罰を加えるような男の先生に教わったことなどないし、そもそも子供の頃から品行方正な優等生の彼女は、その対象になること自体がなかっただろう。成人でなくても、2つ上の兄はずっと妹思いでいじめられたことなどなく、小さい頃に同級生の男子から多少のいたずらをされたことはあっても、あからさまな暴力を振るわれたことはなかった。

 そのうえ、沼口は優男そのものの恵理子の父親よりもずっと頑健な体格をしている。何か武道でもやっていそうだった。その力のほんの一端に触れるだけでも、必死に抵抗したところで、とても14歳の小娘が抗えるようなものではないことを彼女は思い知らざるを得なかった。もし沼口が本気を出したら、腕力だけで簡単に殺されてしまいそうな気までして恐ろしかった。


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