投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

美少女 羞恥徹底の最初へ 美少女 羞恥徹底 0 美少女 羞恥徹底 2 美少女 羞恥徹底の最後へ

彼女はどのようにして罠に落ちたのか-1

「あー、やっぱり朝は気持ちいい!」
 その日も少女は、初秋の朝日を若いからだに受けて、スケッチブックを片手に家を出た。
 毎朝早起きして、家からほど近い緑地公園を散歩するのが彼女の日課になっている。
学校では美術部に所属し、絵を描くのが大好きな彼女は、爽やかな早朝の空気を楽しみながら、絵に描けそうな景色や花、生き物を探すのだ。

 夏休みからずっとだったが、新学期が始まっても9月の初めではまだ夜明けも早いから、登校前にそんな時間もたっぷりとれる。早朝で公園にはそれほど人もいないから、景色も空気もほとんど独り占めできる。そんなひとときが、彼女は大好きだった。

 その日、彼女がいつも腰を下ろしてスケッチブックを広げるベンチテーブルに、ダークグレーのブリーフケースが置き忘れられていた。どうして残されているのかはわからなかったが、誰かの大事なものかもしれないと思い、彼女は中身を見てみた。

 拾ったケースに入っていたもので、持ち主を特定できるのは「沼口猛雄」という名前と、携帯の番号が書かれた名刺大のカードのようなものだけだった。入っている書類がどういうものかは、まだ中学生の彼女にはよくわからない。ただ、大人の人が仕事で使う大事な書類みたいだということは何となくわかった。

 それでスマホで沼口という人に電話を入れてみたら、確かにその持ち主で、大事な書類だからできるだけ早く取り戻したい、お礼はするから今日のうちに直接届けて欲しい、と言われた。自分は中学生でこれから学校なので、放課後に届けに行くと約束した。

 大事な書類を失くして困っているみたいだから、早く届けてあげないといけない。親切な彼女はそう思って、授業が終わるとすぐ、その日の美術部の活動を休んで、指示された場所に来たのだ。


美少女 羞恥徹底の最初へ 美少女 羞恥徹底 0 美少女 羞恥徹底 2 美少女 羞恥徹底の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前