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ひととき略奪
【その他 官能小説】

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結婚式、からの…-7

「終電もなくなったし、ここで寝るしかないかな…布団とかあるのかなあ。」

俺はそう言っておもむろに立ち上がり、押し入れを開ける。
中にはセミダブルの大きさの布団が1人分だけ…さすがヤリ家、用意がいい。

「布団は1つしかないかあ…詩織は布団で寝なよ。俺はその辺の床で寝るから。」

俺はとりあえず紳士的な男を演じる。

「いいんですか?すみません……」

詩織は俺に気を使いつつも布団の中に入り、俺は固いフローリングの床の上に寝転ぶ。

---

10分ほど経っただろうか……そろそろ頃合いだと思った俺は、布団で寝ている詩織のほうへと近づき、耳の近くで話しかける。

「床が固くて寝れないや……少しだけでいいから、布団の中に入れてもらっていい?」

「……いいですよ。」

優しい詩織は無下に断ることができず、掛け布団を下から持ち上げて、俺を中へと受け入れる。

そうして、俺の濃密な夜が始まる……


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