「豹」-2
お尻を両手で開くようにして
目的地に近づく。
いきなり腰を持ち上げてわたしをよつんばいにさせる。
恥ずかしいポーズにされるがままなのが
少し悲しくなって
「言葉かけてください」ってお願いした。
「不器用だからそんなことできない。
気に障ったらごめんな」
ってとてもタツらしいから、諦めて許したの。
「もう、いいわ。なんでもいいわ。どうぞお好きに」
よつんばいのわたしのお尻をなで
割れ目に沿って指を滑らす。
後ろから見られている。
濡れた部分を指で開いている。
すっごく恥ずかしい。
そして、口をつけるタツ。
ぴちゃぴちゃと舐め
舌を差し入れる。
わたしはたまんない気持ちを押し殺して
我慢する。我慢しなくちゃ。
恥ずかしいのも嬉しいのも。
後ろにタツの熱い部分を感じた。
「入るよ」
初めて声をかけてくれた。
嬉しくって泣きそう
「はい」って答えるのが精一杯。
タツはゆっくり入ってきた。
ゆっくりなのが嬉しい。
わたしの下腹部がきゅんと締まる。
すごく幸せな気持ちになった。
でも、優しいのはそこまでだった。
それからタツは激しく突いた。
お尻をつきだしたわたしは
奥に突き刺さる感じでたまらない。
激しい動きが全身に伝わり
すっかり疲れちゃった。
ぐいと奥に突き刺さったとき
「あぁ・・」
我慢していた声が漏れてしまった。
そして、身体が崩れちゃったの。
タツは乱暴にわたしをひっくり返し
脚を大きく開いた。
そして身体を滑りこませると
前からずんっと押し入ってきた。
タツを捕らえたわたしの下腹部は緊張する。
すごく激しい感覚にわたしはのけぞり
声を出していた。
波が押し寄せた。
タツの激しい動きと一緒に
波がざぶんとかぶさって
全身が痙攣した。
いっそう激しくタツが動いた。
そして、あたたかいもので満たされるのを感じた。
わたしはきゅんきゅんと定期的に収縮している。
柔らかくなっていくタツを締め付けている。
雲の上に寝そべっているような
ふわふわした心地好さに包まれた。
タツは身体を離した。
多分壁にもたれてタバコ吸っているんだと思う。
わたしは雲の上でうねりを感じて全身脱力。
ドアを閉めたとき
奥から「またな」って聞こえたような。
野生の豹みたいなこの男にもっと夢中になりそう。
泣かされるかな・・わたし。