看護学生 村山優衣@-2
「で、いくら借りたいの?」
身の上話にあまり興味がない俺は、早速本題へと話をうつす。
「来週までに学費を払う必要があるのと……後、生活費合わせて150万円借りたいのですが……学校卒業したら頑張って働いて返しま…」
「いいよ。」
「えっ!いいんですか!?」
俺の即答に、優衣は驚きのあまり目をさらに大きくする。
(千佳の時に比べたら安いもんだ……)
優衣の愛くるしい顔をじっとりと見つめていると、俺の妄想は次々と溢れだし、金のことはどうでもよくなる。
「ぜひ!お願いします!!」
優衣が頭を下げると、シャツの襟首からは、谷間どころか白色のブラジャーまではっきりと確認できる。
(早くこのデカパイをじっくりと楽しみたいものだ。)
「じゃあ決まりだね。次に会う時までにお金用意しとくから、それまでにこれを読んで準備してきてね。」
俺はそう言って、優衣に1枚の紙を渡す。
「えーっと………お金の受け渡し場所は………ホテル?……それからこの服装っていう項目………これはどういうことですか………?」
「なにとぼけてるんだ?大金を貸すんだから、それくらいの条件は当然だろ。」
俺が急に語気を荒くすると、優衣はビクッと身体を震わせる。
「お前に金を貸す義理なんてないし、別にいいんだよ。来週までに無条件で150万貸してくれるお人好しが見つかるといいな。」
優衣は無言で目線を下に向けている。
「おい何か言えよ……まあ今すぐじゃなくていいから、優衣ちゃんの都合のいい時間教えて。言うこと聞いてくれたら、ちゃんとお金は貸してあげるから。」
これでバッチリだ……俺は次に優衣と会える日を楽しみにしながら、カフェの席を立った。