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ひととき略奪
【その他 官能小説】

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その後-1

「へー、千佳ちゃんって○○市に住んでるんだ。あそこの駅前のラーメン屋おいしいよねえ。俺たまに食べに行くんだ。」

俺は千佳の近所に住んでいるふうを装い、千佳が夜逃げなどを企まないよう圧をかける。

「お金…早く貸してくれませんか?」

千佳は、俺と目を合わせないようにするためか、終始うつ向きながらポツリと呟く。


「そんなに焦らなくても大丈夫だよ。
あっ、でもATMの引き出し上限があるから、今日はとりあえず50万だけだな。
今週中には用意しとくから、次の週末予定空けといてもらっていいかな?」

俺は、うまく理由をつけて1週間後に千佳ともう一度交わる約束を取り付けようとする。
千佳は俺の顔など二度と見たくないだろうが、大金を前に頷くほかなかった…


大成功だな…
千佳と別れた後から、俺はニヤニヤが止まらなかった。
来週は千佳をどう料理しようか…そんなことを考えながら歩いていると、俺のスマホに通知がくる。

「急な事なのですが、どうしてもお金が必要になりました。少しの間だけでいいので、お金貸してもらえませんか?」

どうやら二匹目の獲物がかかったようだ…


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