ヒトミとトオル -夢精に纏わる二人の関係-(2021/05/10)-9
床に力なく座り込んだまま、トオルは肩で息をしている。
「ねえ、トオル・・・。
もう1回、出しとく?」
ヒトミはしゃがみ込んで、トオルに話しかけた。
「え、そんな・・・、
僕・・・、もう・・・、
本当に・・・無理・・・。」
トオルが弱々しく首を横に振る。
「ふふっ。
まあ、いいわ。
今日はこれくらいにしましょう。」
「う、うん・・・。」
「でも・・・、
もし、またトオルが夢精したら・・・、
今度はもっともっと手伝わせてもらうから。
いい?」
そう言って、ヒトミは部屋を出て行った。
トオルはぼーっとしながら、
ヒトミが最後に言った言葉を思い返していた。
「ヒトミがもっともっと手伝ってくれる・・・。」
トオルの独り言と同時に、
力無く垂れていたペニスが3度目の勃起を始めていた。