ヒトミとトオル -夢精に纏わる二人の関係-(2021/05/10)-4
しごく動作を開始して数分が経った頃、
トオルはティッシュを取り出そうとした。
「あ、待って!」
ヒトミがトオルの動きを止めた。
「え? なに?」
トオルが怪訝な顔になる。
「もしかして・・・、
ティッシュに出そうとしてる?」
「・・・う、うん。
・・・そうだけど。」
「それだとさ・・・、
どれだけ出たのか、
分からなくなっちゃう。」
「でも・・・。」
トオルはどうしてよいのか分からず、
陰茎を右手で握りしめたままヒトミを見た。
「私の手に出して。」
ヒトミは真顔で言った。
「えー??」
驚くトオルの様子には構わず、
ヒトミはペニスの前に両手をそろえて差し出した。
「さ、トオル。
出していいわ。」
「い、いいの?
平気なの?
僕の・・精液、イヤなんじゃないの?」
「トオル、何か勘違いしてない?
私がイヤなのは、洗濯することなの。
トオルの精液自体は平気。
ねえ、早く出してよ。」
「そっか、そうなんだ・・・。」
ヒトミの言葉を聞いて、トオルは不思議と安心した。
フィニッシュへ向けて、しごくスピードを上げる。
「あ・・・、
あ、あ・・・、
出る、出るよ!」
トオルは陰茎の根元を握りしめたまま、動きを止めた。
その直後。
ぴゅっ、ぴゅっ、ぴゅっ・・・!
尿道口から勢いよく精液が飛び出てきた。
ヒトミは両手を器用に使い、
トオルの白濁した精液を受け止めていった。
* * *