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有希と健一 -アパートの一室で-
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有希と健一 -アパートの一室で-(2021/05/01)-6


二人で話し合った結果、
結局、健一がオナニーする時には、有希が外出することになった。

「あの・・・、
 その・・・・、
 僕、その、お、オナニーしたい。」

パソコンで仕事をしている有希に向かって、
健一がおどおどしながら話しかけた。

「あ、そう。
 ちょうどよかったわ。
 私、休憩したいと思っていたところなの。
 じゃあ、ちょっとコンビニでも行ってくるわね。」

有希は自宅アパートを出て、コンビニへ向かった。

コンビニへ着くと、有希は商品をあれこれ見始めた。
しかし、頭の中では、健一がオナニーしている姿を思い浮かべてしまい、
全然落ち着かなかった。

私ったら、何を想像しているのかしら・・・。
健一のオナニー姿を想像していることに、
有希は自分自身で驚いていた。

結局、有希は暫くの間コンビニにいた後、
何も買わずに自宅に戻って来た。

「健一くん、ただいまー。」

「有希さん、おかえりなさい。」
健一の頬が心なしか赤くなっている。

「どうだった?
 うまくできた?」

「あ・・・うん。
 ・・・・ありがとう。」

「そっか、よかったわ。
 オナニーする時は、いつでも言ってね。」
有希は努めて明るく話した。

*     *     *


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