有希と健一 -アパートの一室で-(2021/05/01)-10
「有希さん、僕、終わったよ。」
健一は有希のすぐ後ろに来て、有希の肩を軽くたたいた。
有希は仕事に没頭していたかのように、
ハッとした素振りを見せて振り返った。
健一は既に服を着ている。
「健一くん、どうだった?
私がいてもちゃんとできた?」
「・・・うん、
大丈夫だった。」
「そう、よかったわ。
・・・・。
・・・ねえ、健一くん。
これから、私、いつも部屋にいていいかしら?
今みたいな感じだったら、平気だと思うんだけど、
・・・・・どう?」
「そ、そうだね・・・。
毎回外に行ってもらうのは悪いし、
大丈夫、うん。」
「よかった!
ありがとう!
じゃ、これからは、いつでも遠慮なく、
オナニーする時は言ってね。」
* * *