吉川の楽しい新生活-1
思わずうとうとした吉川は物音で目が覚め、あわてて飛び起きた。
ベッドのわきには真っ青な顔をした木田が立っていた。
利根に抱かれ、性器を愛撫しながら寝てしまったところを、見られたのである。利根の性器は朝立ちで強く反り返っており、まるで吉川の優しい愛撫で勃起したように見えたはずだ。
木田は薄給の中から買ったプレゼントを足元に音を立てて落とし、ぼろぼろと涙を流した。
何か言おうとしたようだが、言葉にはならなかった。
吉川も青い顔のまま、何も言うことができなかった。
部屋には精液の匂いと吉川の股間が放つ生臭い匂いが充満しており、汁を拭いたティッシュや、精液まみれの下着が散乱していた。
そのころになって目が覚めた利根は、
「ああ、こんな時間か。俺はもう帰るよ、あとはいつも通り仲良くやれよ」
そういうと、男根を勃起させたまま風呂場に入っていった。
気が付くと吉川の性器からは驚くほど大量の精液が流れだし、ベッドにシミを作っていた。
木田はそれを見ると、後ろを振り返り、まるで亡霊のようにふらふらと外へ出て行った。
その後木田とは一切連絡が取れなくなった。
メールもメッセージも電話も通じず、書いた手紙は「受け取り拒否」と書かれて返送されてきた。
吉川は、利根を部屋に入れてしまったことを深く後悔し、何度も泣き明かした。
しかし利根はそのようなことを一切斟酌せず、それからは気まぐれに吉川の部屋に泊まりにきて、朝まで性交するようになった。
吉川は利根を心の底から憎んでいたが、男根は素晴らしかった。性器の一番奥の感じる部分まで届き、何度でも射精できるのである。
憎みながらも性交の間は快感におぼれ、利根に甘えるようになった。
時には自らキスをねだることまであった。
そんな生活を送るようになり、3か月ほどたっていた。
夜に性交するようになってから、学校での暴力は少し収まっていたが、時折精液をかけられた食事を食べさせられるのは、学校でも自宅でも同じであった。
その日も夕方訪ねてきた利根に料理をふるまい、風呂で利根の性器を愛撫し、明るい部屋で性交をしていた。
電話が鳴った。
性器の奥深くに男根を受け入れ、声を上げていた吉川は、正常位で挿入していた利根の顔を見た。
利根は無造作に受話器を取ると、吉川に渡した。
一瞬躊躇したが、切るわけもいかず受話器を耳に当てた。
「......木田さん......」
吉川は叫ぶと、木田の声に耳を傾けていた、もう二度と聞けないと思っていた声である。思わず涙がこぼれた。
木田は、あの日のことをきちんと説明してほしいと優しい声で言った。何かの間違いではないのか、酒や薬物で意識が混濁していたのではないか、そんなことまで言ってくれた。
吉川は性器に利根の男根を飲み込み、強く前後につかれ、泣きながら木田にわびた
「ごめんなさい......もう......木田さんのところには戻れません」
利根は受話器を取った。
「木田君。吉川のオマンコはすごいね。締まるし、尻を振りながら俺を朝まで寝かせてくれないんだ。それに俺の精液のかかった飯もうまいうまいって食べるんだぜ......あれ?知らなかった?この話?」
「違う! ......違うの! ......違うの!ああ、ん......ん......ん」
吉川は大声で泣きながら利根に男根を受け入れ、やがていつものように、性器の奥深くに射精された。
その間電話はつながったままであった。
利根はわざとそうしたのである。木田も信じられない気持ちで電話を切ることができなかったのだ。
吉川もその事に気づいたが、湧き上がる快感に耐えきれず、涙を流しながら、性器の奥深くに利根の精液を受け止め続けた。
利根の射精が収まると、いつものように吉川は利根の股間に入り、尿道に残った精液を吸い取り、袋をもみながら男根を舐め上げ掃除をした。
もうこの男根からは逃れられない、これまで大量の精液を飲まされ、数えきれないくらい性交をしてきた。写真や動画も取られてしまった。
なによりも2か月間生理が来ないのである。
利根の性器は素晴らしいが、結婚しようとは思わないし、認知もしないであろう。
堕胎するしかないのであろうか。
吉川は、そんな事を考えながら、利根の男根を吸い続けた。