尻の大きな新人教師吉川-1
利根は中学校の体育教師であり、柔道部顧問であった。職員室にはいつかず、いつも体育教官室にいた。
ある年、そこに吉川という新卒の女性教師が配属された。
長く水泳や競技ダンスに取り組んできたため、手足はすらりと長くウェストも引き締まっており、丸い大きな尻をひときわ目立たせていた。
外にいることが多いので色黒であったが、短い髪には似合っており、二重の大きな目や穏やかな笑顔のせいで、生徒たちには人気があった。
利根はこの吉川を徹底的にいたぶった。
「お前は何回同じことを言わせるんだ。違う違う、俺に100回目の説明をさせるつもりか。」
「お前にこの仕事は向いてないよ。別な仕事した方がいいよ。時間の無駄だ。生徒もかわいそうだ。」
「なぁ、本当に大学卒業したのか? これで? へぇー。なんて大学だっけ? ε大学? しらないなぁ。」
ねちねちいつまでも嫌味を言うかと思えば、ほんの些細なミスでも割れがねのような大声で怒鳴りつけ、何度も謝罪をさせ、時には机をたたき、椅子を蹴飛ばして恐怖を植え付けた。
そして人格を否定するような罵倒を一日中浴びせ続けた。
周囲の教師はみな利根を恐れており、助けてくれるものは誰もいなかった。
柔道部顧問として高い実績を上げていることから、利根のことになると校長でさえ対応が鈍るのであった。
いっそのこと教師を辞めてしまおうかと考えることもあった。
しかし田舎にとどまることを求めた両親を振り切るようにして東京の大学に入り、そのまま教師になったことから、両親とは冷戦状態が続いていた。今更泣きついても、たぶん自業自得といわれることだろう。
それに何より、教師という職業に愛着がある。
そのようなこともあり、吉川はいつの間にか、自分でも気づかないうちに、利根の気に入るような行動をとるようになっていた。
怒鳴られないように、嫌みを言われないように、刀根が嬉しがる行動をとる様になったのである。
吉川には学生時代から付き合っている木田という恋人がいた。
背が低く痩せており、20代というのに額が広がりつつあったが、唯一の長所は穏やかで優しい性格であることだ。
木田は離れた町に住み、缶詰工場の主任であった。
体裁だけではあるが管理職であるので、朝7時から夜11時まで残業代もつかないのに馬車馬のように働いていた。
金を切り詰めて貯金し、時折週末になると夜行バスに乗って吉川のアパートに来て、一緒に過ごすのである。
二人ともまだ社会人になりたてなので結婚はまだ先と考えていたが、その時だけ疑似結婚生活を送っていた。
なかなか会えないため、木田は吉川に会うとすぐ性交をしたがった。
木田は吉川の美しい脚に惹かれていたため、吉川は必ずミニスカートで木田を出迎えた。
外ではとてもはけないような、ほんの少しかがんだだけで下着が見えるくらいの短さのものである。
下着も、木田が喜ぶように、小さなものや、性器が透けて見えるものを履くようにしていた。
「いらっしゃい。外暑い?」
吉川が笑顔で出迎えると、すでに股間を膨らませた木田は、いつも玄関先で吉川を強く抱きしめ、スカートの中に手を伸ばし、尻や性器を撫で回した。
吉川がじらすように身をよじって部屋の中に逃げると、木田は後ろからスカートをまくり上げ尻に食い込んだ下着を見たがった。
「こらぁ、もう……」
そう言いながら吉川は振り返ると木田の首に手をまわし、木田の熱い勃起を感じながら、舌を絡め唾液を音を立てて飲んだ。
木田があわただしくズボンを脱ぐと、吉川は勃起の始まった木田の性器に触れ
「……熱い……すごく熱いよ。浮気してない?いっぱい溜まってる?」
と、木田をじらすように尋ねた。
たいてい木田は、浮気はしていないし、もう爆発しそうなくらい溜まっているというようなことを上ずった声で言って、早く射精させてほしいと懇願するのであった。
吉川は、指先で袋の先を愛撫しながら伸ばした舌で先の部分をやさしく舐め回し、特に裏側の一番敏感な部分を入念に舐め上げた。
「ああ、でちゃいそうだ……」
「だめ……我慢して……もっと気持ちよくしてあげるね。」
やがて先端から汁が流れ出てくると、吉川は音を立ててそれを吸い、ゆっくりと頭を前後させた。
「袋を触りながらして……あと袋の裏のところもなめて……」