休日の買い物-1
翌朝、日曜日の朝、いつまでも起きてこない武志を起こしに和子が部屋に入ると、部屋中に生臭い精液の匂いが立ち込めていた。
武志が精通してからオナニーに夢中なのは、毎日山盛りになっているティッシュで知っていたが、この日は特に臭いが強いようであった。
そして武志の若い精液の匂いは、昨日の性交を思い起こさせた。
昨日は昼ずっと岡本に抱かれ、何度も性器に射精され、精液を飲まされた。
そして夜になって久々に健二と性交をしたが、一度射精したら満足してすぐに寝てしまい、和子に失望を与えた。
一日に二人の男に抱かれることなど、以前は想像もしたことがなかった。
しかし借金の返済が滞ってからというもの、昼は岡本の男根に仕え、夜は健二の性欲発散の相手をすることが珍しくなくなっていた。
岡本は少なくとも性交に関しては長けており、和子を何度も絶頂に導き、新たに肛門も開発してくれた。
健二の借金の言い訳もまともにできないことや、一方的に射精して満足する態度も重ね合わせ、和子は胸の奥でため息をついた。
「あ…起きる、起きる。サッカークラブだった。」
武志は慌てて飛び起き、朝立ちした性器に気づき、慌てて和子に背中をむけた。
「急いでね。時間無いよ。」
和子は足音高く階下におりた。健二は寝室で熟睡しており、起きてくる様子はなかった。
一人リビングでぼんやりしていると、スマホメッセージが届いた。岡本からである。
昨日あれだけ性交したのに、今回はなんだろう?
内容はシンプルだった、買い物に行くので付き合ってほしいというのである。
武志は夜まで帰ってこないし、健二もおそらく起きるのは午後だ。
友人と買い物に行くとメモを残し、昼食をおいておけばいいだろう。
そう考えた和子は、短く「わかりました」と返信し、身支度を整えた。
昨日散々性交したが、今日も体を求められるかもしれない。そう考え、入念に性器を洗い、岡本が喜びそうな下着と後ろにスリットが入った白のタイトミニを身につけると、岡本の家に向かった。
「おはようございます…」
「ああ、和子さん、済まないね。急に。じゃ車に乗って。」
村内では皆たいてい軽に乗っていたが、金が有り余っている岡本は、レクサスLS500hを乗り回していた。
豪華さに圧倒されながら和子が車に乗りこむと、岡本は高速道路に乗り、小一時間走った。
「…あの、お買い物というのは…」
「ああ、色々。和子さんに見てもらいたくてね。」
「…はい…」