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リビドーアンプリファイヤーマシン
【SF 官能小説】

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悪用禁止-1

 「コウキ〜!コウキはどこだぁ〜」
 じいちゃんが呼んでます。
 半地下のじいちゃんの作業室から、しわがれ声で叫んでます。
 「ハイハイッ なんですか〜。」
 じいちゃん手にスマホを持ってます。
 「コウキ、これは凄いぞ、うひひひひ。」
 じいちゃんがこの笑い方をした時は本当に嬉しい事があったときです。
 じいちゃんは色んな発明をしてますが、だいたいがエロい目的の発明です、両親もばあちゃんも高校2年のぼくに半地下には行くのを嫌がります。
 じいちゃんは性に対してオープン過ぎるので、ぼくに悪い影響が有ると思ってるみたいです。
 でも、もう遅いです、女性器や男性器の模型や バイブが無造作に置いてます。
 実際に実用化されて販売してる性具もたくさんあります。
 じいちゃんの作る性具は科学的で、人間工学や心理学を組み合わせて考えられて、女性でも抵抗なく使えるデザインとかです。
 ぼくも じいちゃんの作ったオナホを使ってます、童貞ですが、もう童貞じゃない気もします、じいちゃんのオナホはジェルもオートで滲み出てくるし、後片付けがワンタッチでポイッとすてれます。
 市販のオナホは使った後片付けが惨めな気持ちになるのが欠点だからです。
 「コウキ、えらいもんを作ってもたで、試作段階だが、理論的には完成している、後は実際に試運転だが。」
 「何のマシンなの?」
 「ああそうか、分からんか、説明してないから分からんな、これはな、ドーパミンを強制的に分泌さすマシンだ、分かるか?」
 「何となく聞いた事あるけど、詳しくはわからんなぁ。」
 「アドレナリンとかセロトニンとか神経伝達物質を複合的な総称だが、まあ簡単に言えば快感物資だな、アドレナリンは高揚するのは知ってるだろう。」
 「知ってる、それは聞いた事あるけど。」
 「実はなこのマシンは複数の周波数を組み合わせた音が出るんだ、超音波だから実際には聞こえてるが気が付かない、その音波が前頭葉を刺激して快樂物資を分泌さすんじゃ、男と女では周波数の組み合わせで効果が違う。そこまでは分かってる。つまりこのマシンは性欲増幅装置と言うことになる。」
 「本当に、効果があれば凄いね。」
 「それが、想像だが反応はかなり個人差があるだろうと思う、全く予想がつかない、全て仮説だからな、理論上はパーキンソン病にも効果が期待できる、しかもかなりの!最大の特徴は何より副作用が無い、音を聴かせるだけだからな。音のボリュームの大きさで効果の範囲が変わってくるからな。」
 「じいちゃん、少子化対策の最終兵器だね、でも悪用しようと思ったら色々と問題が有りそうだけど大丈夫?」
 「大丈夫じゃないから、試運転が必要じゃ、誰にも存在を知られたらダメだからな。」


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