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予定外の家主
【ファンタジー 官能小説】

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通じないパスワード-1



     1 通じないパスワード


 気温は、いくつくらいあるんだろう?
 体感では二十度の半ばくらいだろうか。
 暖かい、と暑いの中間か。身体を動かすと暑いだろう。
 蓮見に誘われて入った、「生徒会」の仕事に参加して、気付いたらひと月。
 悠紀としても特に熱心な姿勢を示す事もなく……ろくにやる事もなく、忘れた頃に始まった研修。
 車の揺れが止まった、信号待ちらしい。
「じきに着くらしいから、荷物、下ろそうよ」
 一学年上の女子の先輩が車内の天井近くにある棚へと手を伸ばす。
 今回は、合計四名のメンツで蓮見が誘ったのは女の子二人。理想は三名だったらしい。
 すかさず蓮見も腰を上げると、先輩の胸を掴む。
「支えててやるよ」


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