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歪哀
【二次創作 官能小説】

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-1

富士之湖サーキットのレース会場に着くと見慣れない女が歩いていた。

下半身が浮き出たピッタリとした全身タイツにそそられ、尻の丸みや秘貝の形を食い入るように見ているとこちらを向いたので目を反らす。
(あの女、アメリカチャンプの、R…だったか。バトルレーサーの。
マシンは、ドラゴン・デルタとかいう変わった形のやつ・・・)

土屋博士に事前にもらった情報では帽子とサングラスで隠れた顔写真とミニ四駆のデータしか分らなかったが、実際会ってみるとマシン以上にとんでもない格好のいやらしい肉感がある女だった。

「おい、R」
自分から視線を外さないRの目を見返し、こちらから声をかける。

「やはり、タカバ・リョウか。お前のマシンは、ZMC製だそうだな」
「ああ。お前がどんなバトルを仕掛けてこようと無駄だぞ」
「ふん。おもしろい奴だ。レースはやってみなければ分らないさ」
肩頬を上げて挑発的な笑みを投げるRの言葉にリョウは見当違いの空耳をし
(レイプはヤってみなければ分らない・・・)
思わず目が、Rの牝に行ってしまう。

「なんだ・・・?」
怪訝そうに見遣るRにリョウは眉根を寄せた。

(まさか、自分のエロタイツ姿に自覚がないんだろうか)

(よし・・・)
「R、ちょっといいか?」
心を決めたリョウが改めて声をかけると
「あぁ、なんだ?」
Rは素直に後を付いて行く。
駐車場の車が密集した辺りにある植え込みまで来るとそこへ足を踏み入れ、奥へと進んだ。周りを山に囲まれているだけにそのまま自然林へと続く茂みも多く、ここもそんな場所のひとつだった。
(あまり会場から離れても怪しまれるか)
サーキットの人だかりからする喧騒がさざめき程度に聞こえる位置まで来るとリョウは歩みを止め、振り向いた。
「ここから富士之湖サーキットが見えるだろ」
「ああ」
指差すのに釣られて会場を見た瞬間、
「きゃあっ?!」
襲い掛かったリョウに、Rはかわいい悲鳴を挙げる。


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