「コテージ編」-1
私は地方の企業に勤めている三十八歳のごく普通のサラリーマンである。妻の友紀は三十二歳。結婚して五年経つが、まだ子供はいない。
妻と二人の時間を楽しみたかったのでこれまではキッチリと避妊してきたが、そろそろ子供を作ろうかと妻にも相談した。
私の言葉を聞いて妻も喜んでいたが、問題がないわけではない。妻は妊娠しにくい体質なのだそうだ。それに加え、私はなぜか妻との性行為の最中、勃起不全になることが多い。
決して妻の身体に不満があるわけではない。いや、妻の身体はとても素晴らしい。人によって好みが分かれるとは思うが、妻の友紀は色白のムッチリしたタイプで、抱き心地は最高だ。
バストはGカップでヒップも大きい。しかもムッチリしている割にクビレもある。友紀は自分の体型を気にして普段から自宅でトレーニングをしており、身体は以外と締まっている。
私は結婚前に妻以外の女を何人か抱いてきたが、妻の膣穴の具合は飛び抜けて良かった。穴の中には無数の深いヒダがあり、天井にはツブツブがビッシリだ。
亀頭をそのツブツブに擦りつけただけで、あっという間に射精感が押し寄せてくる。しかも私はムッチリした女が好きだったので、ためらうことなく猛アプローチしてなんとか結婚までこぎつけることができた。
新婚当初はそれこそ理性をなくした若者のように妻の身体を抱いた。しかしあっという間に果てる私に対し、妻がセックスで満足した様子はなかった。
優しい妻は「とても良かったわ」と言ってくれるのだが、それが数年も続くと私は徐々に自信を失っていき、あまり感じている様子のない妻とのセックスに飽きてしまった。
いつからか夫婦は別室で寝るようになり、今ではもう一年近くセックスした覚えがない。しがないサラリーマンの私には浮気するほどの勇気もなく、今はスマホで簡単に刺激的な動画を見ることができるので、そんな動画に刺激されながら夜の自室で自慰行為に耽るようにしている。
特に好きなシチュエーションは、人妻がレイプで荒々しく犯され、その後に寝取られる動画だった。それで満足してしまっているせいもあるかもしれないが、妻を抱く気になれなかった。
妻に擬似的なレイプごっこのようなセックスをお願いすれば受け入れてくれるのかもしれないが、それで私の性欲が満たされるとは思えなかった。かといって、誰かに「妻をレイプしてくれ」とは言えるはずもない。
私が四十手前になり、さすがにそろそろ子供を作っておかないといけない、と焦りだした。しかし妊娠しにくい体質の妻との間に子を授かるためには、私がかなり頑張らないといけない。
そこで私は少しでも気分を変えるために夫婦で旅行することを計画した。旅行の日は妻も同意の上で、妊娠の確立が高くなる日を選んだ。
そうして私たちは、三連休を利用して避暑地にある高級コテージで二泊三日の旅に出たのだった。自宅から車で二時間ほどをかけて、森林に囲まれた自然豊かな避暑地に到着した。
まずは管理人がいる建物で鍵を受け取り、いくつかの説明を受けた。ここには他にも複数のコテージがあり、三連休ということもあって多くの家族で混雑していた。
しかし、一つ一つのコテージはかなり離れているので、自分たちのコテージに着くと他の家族の話し声が聞こえることもなく、とても静かだった。広いウッドデッキがあり、一階にはリビングを含む三部屋、そして二階の中央には大きな寝室があり、その両隣に小さな寝室が二つあった。
妻は一階を色々見ていたが、私は今夜から妻と子作りする二階中央の大きな寝室を見に行った。部屋全体は木の壁で暖かみがあり、中央にはとても大きなベッドが二つ、わずかな距離を空けて並んでいる。
費用がかかっただけあって、高級ベッドといっていい感触だった。ベッドの他にもくつろげるテーブルや椅子があり、窓からは大自然の景色が目に飛び込んできた。
また、寝室の窓を開けて外にでることもできた。小さくはあるがウッドデッキがあり、そこから階下の大きなウッドデッキを眺めると、妻の姿が見えた。
妻は優しく微笑みながらこちらに手を振っていた。ここに来て本当に良かったなと実感していた。
二人で夜の食事を終え、妻が先に入浴を済ませてリビングに戻ってきた。妻は薄いTシャツを着ているが、やはり胸の大きさが目立つ。
人前では身体のラインが出るような服装はやめてくれと頼んでいた。私は改めて見た妻の身体に欲情した。
Tシャツを突き破らんばかりのロケット乳、ハーフパンツから露わになったムッチリとした白い太もも。いつにも増して色気がある。
先ほどの夕食時には二人でワインを飲んだこともあり、そのせいかもしれなかった。実は、あらかじめ私がネットで購入しておいた精力剤を妻に悟られぬようワインに混ぜておいたのだ。
その効力があったのか、私のほうは妻に対する欲情がかなり高まっている。おそらく妻の身体にも何か変化が起こっているかもしれない。
その後に私も浴室へと入った。時間は夜の八時頃だった。
風呂が広く素晴らしかったこともあり、私はいつもよりゆったりと長めに入浴していた。湯船に浸かっている途中、何か大きな物音がしたような気もしたが、大して気に留めなかった。
そして浴室で着替えた私は妻が待っているリビングへと向かった。早く寝室に行って久しぶりになる妻の身体を思いっきり味わいたかった。その時、私もすでに痛いくらいに勃起していた。