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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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   夜の狂宴の前に 香澄の性春 その3-7

そんな香澄が、初めてセックスを経験し、4Pを体験したことをきっかけに、
香澄はセックスにのめり込み、夢中になったのだ。
言い方を変えれば、香澄にとって、初めて夢中になれるものがセックスだった。

セックスでは、今までの生活の中では、
全く味わうことのできなかった、
全く新しい感覚を味わうことができた。
それも、自分の努力次第、工夫次第では新たな高見に行くことも出来た。
その点では、香澄は自分の身体の不思議さを実感した。
そしてこうした仕組みを創ってくれた天地創造の神にも感謝し、
自分の身体に隠された更なる能力を開発しよう、探求しようと思ったのだ。

しかし、あの日以来、あの時の感覚は、一人ではなかなか味わえなかった。
史恵に教わったオナニーも、しょせん代用品でしかなく、
それによって得られる快感は、セックスの足元にも及ばない程度のものだった。

そう。オナニーでもある程度の快感は得られるものの、
終わった後に残るのは欲求不満と罪悪感だった。
セックスを終えた時の様な満足感とそう快感とは程遠かった。

香澄は、ある意味、セックスとは最高の共同作業、
チームプレーのようなものではないかと考えた。
自分一人では何ともしようがないのだ。
そしてまた、相手や場所、場面が変われば感じ方も反応も、全てが変わる。
どれとして一つも同じものがなかった。

しかし、考えてみれば、今の香澄には匠しかいない。
匠という相手は変えられない以上、他の条件を変えていくしかなかった。

しかし、香澄がそう思うようになったのには、実は史恵の一言が一因になっていた。
あの日、豊のペニスは人並み以上。
しかし匠のモノはそれよりも大きいと史恵は言った。

史恵の経験人数がどれほどか香澄は知らないが、
史恵の発言の根拠には、匠と豊以外の男性との体験がある事は間違いない。
それも史恵の言動から考えて、かなりの数であることは間違いなかった。

しかし、2本しか経験したことのない香澄にとっては、
匠と豊のペニス以外、比べる知識も経験もなかった。
とは言うものの、今の段階で、誰かにどちらか1本を選べと言われれば、
香澄は迷うことなく匠のペニスを選ぶだろう。
だが、それは史恵にも言ったように、単に大きいからと言うわけではなかった。
史恵は相性だとも言った。

確かに、初めて匠を受け入れた時の痛みは尋常ではなかった。
それに比べて、豊のペニスは、香澄が油断していたこともあったせいか、
割とすんなりと入り込んできたのだ。
匠によって処女膜が破られたことにより、
豊のものをすんなりと受け入れることができたのだろうか。

僅かな経験しかない香澄には、そうした判断はできなかった。
しかし、史恵が最後の一回と言った時、香澄は迷わずに匠のペニスを希望した。
確かに最初は痛かったし、遥かに窮屈だったと思う。
だが、香澄のオマ〇コと匠のペニスは、
その激痛を伴った最初の体験で、何かしらの理由で打ち解け合ったように感じたのだ。

果たしてそんなことがあるものなのだろうか。
また、ペニスによって、感じ方が大きく変わるのだろうか。

何本かのペニスを経験してからでなければ、香澄は、
【わたしの身体は匠のペニスと相性がいい】
などとはとても言えないと思っていたのだ。

更に確かめたいこともあった。
匠のペニスは本当に人並み以上に太く大きいのだろうか。
そもそもその人並みがよくわからない香澄ではあるのだが、
人並みに太く大きいものがあるとするのなら、
人並み以上に長いペニスもあるということだろうか。

豊のものでさえ、角度によっては、香澄の奥に当たり、突き抜けそうな感覚があった。
それよりも長いものとなったら、
自分の身体はその全てを受け入れることはできるのだろうか。

硬さはどうだろう。
豊のペニスは匠に比べて先端が少し硬かったような気もする。
しかし、それもたった2本の経験からの判断だ。
石のように硬いペニスも存在するのだろうか。
そんなもので突かれたら、身体がどうかなってしまわないのだろうか。


匠と豊以外のペニスを、
色々な男たちの、色々なペニスを試してみたい。
この手に握って、舌で舐め回し、
実際に入れてみて、その具合を試してみたい。


それが香澄の本当の、偽らざる気持ちだった。
しかし、たった1度の4Pを経験しただけの自分が、
そこまでセックスに溺れ、そこまで変わってしまったことを、
史恵にさえ知られたくはなかった。
セックスをしているその場で、
【変態淫乱女子高生】と言われることに抵抗はなかったし、
香澄自身もそう感じていた。

しかし、たった1度の経験で、
セックスが今までの自分を一変させてしまった、
などということはさすがに恥ずかしかった。
学校で史恵や匠に【変態淫乱女子高生】などと言われたら、
それこそ死にたいと思うだろう。

自分の青春の全てを、
いや、一生をかけてでも追究したいと思えるものが見つかりながらも、
それが文学でもスポーツでも芸術でもなく、セックスであったという一点において、
香澄は、自分自身になぜか自然と罪悪感を感じてしまうのだった。

(わたしが一生をかけてでも極めたいと思ってしまったことは、
 両親にでさえ、いや、親友にでさえ報告できることではないのかもしれない。)


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