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ひとつ屋根の下
【コメディ 恋愛小説】

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ひとつ屋根の下@*美形三兄弟!?2-2

「あの、今日からよろしくお願いしますね。」

「うん、こちらこそよろしくね、紗理ちゃん。」





私は「とりあえず入って入って。」と、鈴さんとやらにドアの中へ押し込まれた。





「うっわー!」



中も、すっごい広くてキレイ。

嬉しい。こんな家に住めるの?私。





「もうすぐ息子達も帰ってくるから、荷物が届いたら一緒に手伝わせるね。」





「あ、はいって、えーーーーーーーー!?む、息子?息子、達!??!」



聞いてなあああっいいいいいいいっ!!!!!

「もしかして…聞いていなかった?」

「ありえなああああああい!!!!!!あ、ごめんなさい…………はい。聞いてなかったです…。『子供がいる』なんていうから、てっきり女の子かと…!それに、兄弟ですか!?」

「そう。三人兄弟なの。」



…あのアホ親めぇぇぇ…。

絶対、知ってた!知ってたんだ!

私がこれを知ったら余計に嫌がると思って、意図的に教えなかったんだあああっ。

最低、サイアクよ。

知らない人の家で暮らすのも嫌だったのに、まさか三人も息子がいるだなんて。

絶対うまくやっていけないよ、私。

大体、大富豪ってなによ!大富豪になって帰ってくるって?それは一生日本には帰ってこないという意味ととってもいいのよね?!

うわああああ…



私が頭を抱えて絶望的な気分に浸っていると、後ろからドアがあく音がした。


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