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揺れママ
【熟女/人妻 官能小説】

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揺れる身体-10

今朝は早くからシャワーを浴びている。
夫との睦み合いのあとそのまま寝てしまったので
子供たちを起こす前に軽く汗を流しておきたかったのだ。

「それにしても・・」

浴室の鏡に映る自分の体。
先日繁殖期に突入してから肌の調子が良いままになっている。
バストの突起はピンク色に膨れ上がりとても挑発的で存在感を発揮していた。
腰回りのカーブも以前にも増してくっきりしてきた。
そして何よりも白いヒップから溢れ出る豊かな生命力はショーツにスカートだけじゃ
これ以上隠しきれない水位に達していた。

「厚手のジーンズでも穿かなきゃな・・。」

また道行く男達の視線の餌食になりそうで一瞬げんなりしかけたが
ふと昨日の俊己さんの態度を思い出し考えを改めた。
予告もなしに突っ込んできてあわや二人のDNAを後世に残すとこだった。
かと思いきや急に興味がなくなったような素っ気ない態度をとって
私の心を無意味にかき乱す出戻り男。

「・・シタからって調子に乗ってるのかしらね?」

こっちは予定にない繁殖期のスイッチを押されて体の至る所が切なくなってるのに
無責任な事この上ないじゃない!
体を洗い終え、髪を乾かしながら直美は少しだけ考え込んだが
やがてガラにも無い不敵な笑みを浮かべながら寝室のタンスに向かった。

タンスの奥から取り出したのはワインレッド色のブラとショーツ。
レースの付いた薄い生地は肌が透けて大切な部分は一つも隠せない仕様である。
逡巡したものの直美は結局その下着を着用した。
そしてその上に薄手の白いワンピースを一枚着ただけで外出準備を終えるのだった。

予想通りというかなんというか・・
姫香を幼稚園に送り届ける道中と翔也の保育園へ向かう間中
すれ違う男達の視線が直美の体の各部位に突き刺さる。
薄手のワンピースは直美の胸の膨らみとお尻の輪郭を浮き彫りにさせたため
一目でボディーラインの全体像が確認できてしまう。

(ちょっと、やり過ぎたかしらね。)
透けブラは胸の突起を十分隠してくれない上に上着と擦れて余計な刺激が伝わるため
いつの間にか服の上からでも気付けるほど乳輪から先がぷっくり自己主張している。
ショーツの方も面積が小さく、ワンピースの布がヒップにあたる度こそばゆくて
時折ぎこちない歩き方になってしまい段々と置かれている現実を認識させられてしまう。
(私、何やってるんだろう・・)
あと少しで挫けそうになったものの何とか保育園まで辿り着くことができた。

翔也をクラスにあずけて私は辺りを見渡した。
(見当たらないわね。)
お目当ての陸君パパ俊己さんにリベンジすべくめかし込んで来たのだけど
肝心の俊己さんは見つけられず、代わりに他の園児のパパさん達の
物欲しそうな視線ばかりが体のあちこちに突き刺さる。
(まったく男の人って。)

あてが外れた直美は仕方なく保育園を後にし、一旦家へ帰る事にした。
ただこの時直美は気が付かなかった。
自分の後をつけてくる欲望を纏った黒い影の存在に。



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