自粛の静けさのなかで-3
「ただいま」
私は、フツーな態度で帰ってきた。
男はあのあと、コンドームの中に射精してしまうと、私をその場に寝かせたまま、汚いものから離れるように去っていってしまった。
「ゴメンね…… 」私はダンナに小さなパッケージを渡した。「どこもUSBメモリーなくて、SDカードしかなかった。」
「いやー、かまへんで。ありがとう。」
と、ダンナは伸ばして来た手でいきなり私の胸をつかんだ。
「な、何やのん……」私は驚いて、持ってたSDカードを落としてしまった。でも私は笑顔を見せていた。「何やのん。家庭内痴漢やんか……」
ダンナはもう一方の私の胸もつかんだ。そして言った。「かな子とセックスしたい。」
ダンナは、もしかしたら帰ってきた私の姿を見て、何か外であった事を感じとったのだろうか……
私もしたい、セックスしたい。さっき私が犯された痕跡がまだ股間にあったとしても、早くダンナに全裸で抱きしめられたい。
ダンナがまだ握っている私の胸…… どっちの胸も服の上から一撃で、中指と人差し指で乳首をキュッと挟んでくれたんだ。
【おしまい】