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夢と現の狭間の果てに
【OL/お姉さん 官能小説】

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不倫の顛末-4


 係長はそこで私の右手首を掴むと、既にチャックから出したオトコのモノを握らせた。それはもう硬く熱くなっていた。
これを…給湯室であの娘………黛花蓮ちゃんだったか。あの娘にしゃぶらせたんだ…と、ふわふわとした意識の中でぼんやりと思った。
 女がペニスを握らされたらどうすればいいかの答えは分かっている。性に疎いねんねな訳でも無い女なら誰でも分かる。問題は握らされたそのペニスの持ち主が誰なのかというところだけど…。
 反応は二種類。反射的に手を離すか、流れのままペニスを擦るか……。

 「うむ、やはり君はそっち側だな」

 係長はそう言うと「ああ…」と気持ちよさそうに息を吐く。
 私は握らされた肉棒をしこしこと擦っていた。時折少し強く握ったり親指で先端を撫でたりして、形を確認しながら擦る。
 そして係長に頭を掴まれると顔を股間へと引き寄せられた。目の前、ほんの4,5cm先にはそそり立つ男根。ビクビクとして筋肉質なそれは男そのものを象徴している。はぁぁと甘い息が漏れ出てしまう。何でうっとりしてるんだろ私…。
 この瞬間でも私は妄想に囚われる。このガチガチに硬くなった肉棒で、私の欲求不満な入り口をこじ開けて子宮に当たるほど奥までほじくり回される。玩具では感じることの出来ない熱さを膣内で感じて私の精神が壊れてしまうほど突かれる。そうやって私をめちゃくちゃに出来るのは………この浅黒くグロテスクとも言える…悍(おぞ)ましいほどの凶々しさを持ったおちんちん…。

 「これは強制じゃないぞ、櫻木くん」

 係長はそう言う。どういう意味?分かんない。
 ただ私の左の胸は彼の手の中で形を変えながらゆっくりと揉まれ続けている。私は何故か安心している。

 「判断するのは君だよ。何せこれはセクハラではないからね。そうだろう?」

 腰を突き出される。付くか付かないかのギリギリの距離に兇悪な肉の棒が迫る。
 こんなの…無理だ。

 「ここには私と櫻木くんしか居ない。誰も見ていないし、私も誰にも言わない。君がここで何をしてもね…」

 また少し距離が縮まり、そっと、上唇に触れた。
 呼吸が荒くなる。半開きの口に無理やり捻じ込まれる事もなく、ただそれは私の唇に触れたまま動かない。鼻腔に香る雄の匂い。そして胸だけは継続して揉まれ続けている。
 なんで、どうして無理やり口に捻じ込まないの?無理やりすれば言い訳が立つのに。
 と、そこで上唇からペニスが離れた。私はそれを追う様にして顔を前に出して再び唇へと付ける。頭を掴まれてはいない、彼が私を引き寄せた訳でもない。私自らが離れまいと近付いてペニスへ口を付けた。
 条件反射…そう、これはただの条件反射。

 「くくく…」

 係長が嘲笑(わら)っている。
 屈辱的だった。いくら自分に言い訳しても、自ら追った事実は変わらない。確実に遊ばれている。
 ビクビクと震えるおちんちんは先走りの汁を出している。
 …怒ってる。私に早く舐めろって急かしてる。物言わぬおちんちんそのものに命令されているみたい。
 そして乳首を抓(つね)られる。痒い所に手が届く。頭の中がピンク色に染まっていく。
 頭を撫でられて、緊張が解れて…だから。

 「そう…自分に正直にね」

 ずっとお預けされていた犬の様に、私はおちんちんにむしゃぶりついた………。



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