不倫の顛末-13
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柔らかい尻肉を抱える様にして持ち、私さえも心待ちにしていたリカの内壁を堪能する。
リカは座る私の上に跨り、肩に手を掛けて自ら上下運動に加担している。下の口で貪る様にして私の勃起したイチモツを咥え込んでいる。肩に置かれた手は爪が立ち、シャツ越しに強く肌に食い込む。
「櫻木くん、これがずっと欲しかったんだろう?」
リカの動きに合わせて腰を下から突き上げていく。愛液の量が凄まじい。ピストンに何の障害も無く、円滑に出入りが進む。それでも膣内はキュッと締まり、肉棒を離すまいとしっかり掴まれているようだ。
「あっは…ああっ、あんっああっあっ!」
締まりの無い口から涎を流しながら、ただ快楽を貪っている。
催淫剤入りの香も効いている。今リカに理性は殆ど残されていないだろう。樋口のことに負い目を感じていたリカだが、そんな事など今や忘却の彼方。私のペニスを味わい尽くしたいが為に腰を上下させる獣に成り下がっている。
目の前で激しく揺れる大きな乳房が扇情的で私の欲情がより煽られる。
花蓮ではここまでの迫力を出せない。胸は殆ど無いに等しい花蓮だが、リカはFカップ以上だ。エロいことをする為だけに発育したとしか思えない。
煽られた私は揺れる乳房に狙いを定めて乳首へと吸い付く。
よりスイッチの入ったリカは高く嬌声を上げて上下運動を加速させた。
「あっだめ、係長だめ…こんなこと…だめぇ………っ」
甘ったるい声で甘える様に言うリカ。
この女は真正のドMだ。
対面に向かい跨り、自ら腰を振り、男の眼前で乳房を揺らしながら身悶えてる女が「ダメ」とはどういうことか。
それは “無理やり犯されている自分” と “抵抗している自分” とがあって初めて興奮するように出来ているからだ。つまりこの女には犯されているというシチュエーションが必要なのだ。そうすることで興奮度合いが増すのだろう。
しかし身体はそうはいかない。男の肉を求める盛りきった雌の身体は、より気持ち良くなる為に勝手にオトコを貪る。
身体と心の動きは反比例し、自ら動きながらも言葉はその反対へと向かっていく。
そうしてそれを繰り返す内に堕ちていく自分にも酔いしれていくのだ。
「ひっん!…あっ!待って…係長…あっあっあっあっ」
「櫻木くん、私の形をしっかりと中で覚えるんだ」
リカの尻から腰へ手を移し、腰を支えて動かさないようにすると、そのまま上へと突いて奥の奥までペニスを挿し込む。そして小さく腰を回し、ぐりぐりと中をほじくると、リカは断続的に短く喘いだ。
「かっ…あっ、イッ…く、イッ………っ」
「私のチンポで堕ちろ。堕ちるんだ」
「ああっ、いや…堕ちるのいやぁ…っ」
硬く尖った乳首を強く吸い引っ張ると、一際大きな声で喘ぎ声を上げる。
「ひんっ!痛っ、ああっあん!」
間髪入れずに激しくピストン運動を再開する。リカの内臓を抉るつもりで強く抜き挿しを繰り返していく。
「あっあっやだ、係長っ、激しいの………っ、やだ、ちんちんだめ…んっんっ、あああっ!」
「チンポ好きだろ?どうだ?」
「いやぁ…ちんちん…あっ、すごいっ、ちんちん………あっあああああっ」
私の膝の上でリカは仰け反り、絶頂の姿を私に見せつけた。
「私もイくぞ」
「は、あ、だめ…係長、中…だめ…」
余力の無いリカは言葉だけの抵抗を試みるも、私にそれは一切届かない。私のものだという、謂わばマーキングが必要なのだ。
私はだから、無遠慮に、躊躇する事なく、リカの膣内へ射精をした。
「あぁぁ…中……だめって……んっ」
射精しながら奥の奥へと突く。一滴残らず注ぎ込む。妻のある身で他の女を蹂躙する背徳感は私の精液生成に大きな効果がある。
「あ…ぁ……」
リカの膣内で尚も吐き出し続けている。彼女は私を突き放すことが出来ない。子宮は送り込まれる精子を悦んで飲み干していく。
「赤ちゃん…できちゃ…」
「安心したまえ櫻木くん。私に子供が居ないのはね、種が無いからだよ」
膣内で精液を出し続けながらそっと囁くと、リカの強張っていた身体の力が抜けた。