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透明な炎
【女性向け 官能小説】

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-8


少しゆっくりしたら、午前中の会議の議事録を作るぞ。って言い出すんだろう。

私を女の子として可愛がるだけの付き合いにはしないで
きっと対等に仕事の話もして、対等に飲んで
「私」を尊重してくれるような気がする。

ずっとずっと、頼れる同僚で
これからの恋人になる人。

「ねぇ。午前中の議事録、武藤が作ってよ」
「おまっ、さっそく甘えるなよ!」

眉間にしわを寄せるけど

「ったく。あらかた作ってやるから最終チェックはしろよ?
俺は会議に出てないから空気感とかわからないからな?」

なんて起き上った。
私も一緒に作ろうと起き上ると

「もう少し寝とけ。無理させた自覚はある」

なんてやっぱり甘やかす。

「ありがと」
そうニヤニヤすれば
「今日だけだからな!」
と照れ隠しに怒ったふりをする。

お互いに知り尽くした同僚だ。
お互いの言葉にしない気持ちは分かりあえる。

「大好き」
「俺も大好き」

キスをしてキスをして、キスをして。

今日から私の恋心に色のついた、消えない炎が灯った―――


You have ignited the flames of my love that were until now unrealized.



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