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透明な炎
【女性向け 官能小説】

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-3


「ごめん。知ってると思ってた。
好きだよ」

ギュッと抱きしめられて耳元で優しくその言葉をささやかれる。

「私も」

昨日自覚したばかりのその恋は
ずっとずっと透明な炎で私の心に燃えていたモノ。

昨日色づいて、今の武藤の言葉で大きく燃えあがった。

「おいで」

私を抱きかかえてそのまま寝室に私を連れて行くとベッドの上で優しく優しくキスをする。

もう何年も毎日となりの席で仕事をしてきたけど
こんな風に私を見つめる武藤は初めてで
恥ずかしくて嬉しくなる。

それでもトップスを脱がされてあらわになった肌を優しく撫でるその行為は
「同僚」と名の付く男には触らせない部分で
それを武藤も感じてるのか

本当に優しそうな、嬉しそうな顔をした。

私の身体をそんなふうに見つめてくれる男は初めてで
私も嬉しくなる。

「愛してるよ」

思わずこぼれ出たかのようなその言葉に私も

「愛してる」

そう応えた。






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