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転生者
【ファンタジー 官能小説】

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憧れる先輩-1

学校としては、芽衣の対応を学や麻衣と同じように特別扱いした。
当然特進クラスの一年も、芽衣の学力を別格と言う扱いでみるしかなかった。

しかし、2年には学ちゃんと言うレジェンドがおり、2年3年の女子から人気のある男子が存在する
と1年にも知れ渡り、学ちゃんの人気が1年女子の間でも高まった。学ちゃんの彼女が麻衣と言う
芽衣の姉と言う事で、麻衣の1年男子からの人気も高まった。
カップルで2年の特進クラス1位をキープする実力にみんな憧れた。

「学ちゃん、先生からお話が有ったんだけど、生徒会に参加しないか?と言われたわ」
「麻衣なら良いんじゃないか」
「私じゃなくて学ちゃんよ」
「僕が参加して何か学校が良い事になるのかぁ」
「受験勉強も部活動も無いならどうか?と言うんだけど」
「麻衣と委員長が良いならやるよ」
「生徒会役員なら部室もあるし、便利な事は便利よね」
「選挙何てして当選するのかぁ僕がぁ」
「学ちゃんなら大丈夫だと思うけどやる?」
「何か学校の為に1つ位、良い事もするか(笑)」

結局、学ちゃんと麻衣、委員長は生徒会に立候補する事になった。
特進クラスの3人が、生徒会に立候補と言う事で、他の生徒が立候補をしなかったので
新会長に学ちゃん、副会長に麻衣と委員長(由美)が自動的になった。

1年の芽衣と田中さんと鈴木君が書記と会計として生徒会に参加した。
1年3人も特進クラスの生徒だった。

「委員長と呼んでいたから、由美と呼ぶのが、少し恥ずかしいな(笑)」
「私は委員長でも良いんですが、話がややこしくなるので(笑)」
「そうだな 由美と言うのも可愛い名だから良いけどな」
「ありがとうございます、学ちゃん」
「麻衣副会長に由美副会長か(笑)」
「芽衣と田中さんが書記で鈴木君が会計だね」
「ハイッお願いします会長」
「ココが生徒会室になるのか?」
「そうですね(笑)」

学校としても、特別扱いの3人に部屋を持たせ、役職を着ければ扱いやすいと言う考えの様だ。

学校でも特別な学力レベルの特進クラスだ、その上位3名の2年と1年の特進3名が役員だ、
話が早かった、学ちゃんは1週間生徒達から、新たな学校行事の案と廃止案を募集した。教師、学校からは、学力アップを依頼された。

「由美で実証済、何だが、普段の授業を聞いて、セックスしていれば成績アップするよな(笑)」
「恥ずかしい言い方しないで下さい(笑)学ちゃん」
「学力テストを1期1回の年3回に減らして、普段の勉強をした方が良いと思うわ」
「ヨシ、毎朝漢字の小テストと英語の小テストを全学年で同じ問題でやるか」
「学食の設置と自販機の増設の希望が多いですね」
「図書室の利用が少ないとの意見もありますね」
「文化祭が地味でつまらないと言う意見もあります」

学ちゃんは判ったと言い、学力の向上を約束するから、生徒会の出す案を全て飲んで時間割から
変更する事を決断した。
生徒には、生徒会に一任を取り付け、学校と交渉した。

朝と夕方のホームルームで毎日20分の小テストを実施した。
朝は漢字・夕方は英語の単語ヒアリングの小テストを全校で行った。
その代わり、月曜から土曜まで1日5時間授業。図書室に学食を併設した。

学校長は驚いた部分もあったが、学ちゃんが言う通りに、全てを変更した。
文化祭に関しては、1日だったものを、3日間に変更した。

変更後、最初の頃は、教師から授業が短くなって教えるのが大変との声も聴かれたが、
毎日の小テストの効果は、意外と早く出て来た、6時間授業が5時間授業になり、余裕が
あるようだが、短い時間を集中する勉強方法は、学力の向上につながった。

図書室と学食を併設する事により、本を読む生徒が増え、飾りになって居た本が、生徒に
読まれ、司書の先生も喜んでいた。

学ちゃんの決断を、サポートする他の役員の理解が早く、細かな修正を繰り返しながら
1年間を学校の為に、努力した。

特進クラスの学力テストの成績に、目立った動きはなかったが、他のクラスの成績は、
驚くほどアップし、新1年生の受験生の増加、学校の学力レベルがこの1年でアップし、
2流高からステップアップし、学校長は他の学校長からやり手の校長と評価を受けた。

生徒からも教師からも、この結果は学ちゃんの生徒会の力だと言う事は、判っていたが、
学ちゃんは、お手伝いしただけで、僕は何もしていないと、他人ごとだった。
麻衣と由美とのセックスの回数だけが、増えて行った。

ただ、芽衣からは、次の時代を選ぶ事を迫られていて、学ちゃんは次は結婚生活をしながら、
妻の目を盗んで他の女と遊ぶ、ダメな男の人生を考えていた。

芽衣からは、本当に山田さんは、下衆な考えが思いつきますねと飽きられていた。

申請通り、浮気の限りを尽くす、ダメ男の人生で良いのかと聞かれ、それで申請してみてくれと
学ちゃんは、芽衣に言った。

学ちゃんは、3度目の人生がどんな風になるのか、少し楽しみだった。
楽しかったら、5年位生きてみたいものだと、思った。



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