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女らしく
【コメディ 恋愛小説】

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女らしく【08】『新入りとライバルと会議』-2

THE 驚愕!

「ま、マコト…誰ですの?」

数秒後、奏が口を開く。

「紹介するよ…コイツは管狐の飯綱稲荷。何というかまあ……拾ってきた…?」
「ども」

稲荷が軽く挨拶する。

ガシッ!ズルズル…

「マコト…ちょっといらっしゃい」

両脇を奏とミリィに固定され、奥に引き摺り込まれる。



「マコト…あなたの愛をとやかく言うつもりはありませんわ…
ですが…大和はどうするんですの!!」
「お姉様、目を覚まして!!私がいるじゃないですか!」
「マコトちゃん!正直、あんな弟はどうでもいいの!私はマコトちゃんみたいな妹が欲しいの!!」

あの〜皆さん…誤解してますよね?

「稲荷とは何にも無いですから。ついでに言うと大和とも……」

そうだよ…大和と旅行に行ったのに何にも無かったんだよぉ…ぐすっ…

とりあえず、此所にいる奏、ミリィ、詩乃、撫子さん、博士、晴樹にこの旅行の目的と結末を聞かせた。
(稲荷に押し倒されたことは除く)




「つまり、勝手についてきて、この学園に入ることになったと…」

そうです!

三回目にしてようやく理解してもらえたようだ。

「左腕は大丈夫なんですか?」

ミリィが包帯が巻かれた左腕を痛々しそうに見る。

「大丈夫だって。オレ治るの早いし、痛みも引いてきたしさ」
「マコト、最後にもう一度だけ聞きますわ。マコトが好きなのは…」

九条大和!

「ならいいですわ。疑ってごめんなさい」
「怪我はちょっと許せないけど、向こうも瀬戸際だったみたいだし…
まあ、早く治して海に行こうね!」

遠慮します。オレ、水着苦手なんで…
それと大和も怪我してますよ。

「愚弟はいいの。何処で野垂れ死にしようがほっときゃいいのよ。でも、一つだけ言っておこうかな…」

何だかんだ言って撫子さんも大和が心配なんだ…

「とりあえずは…談話室行こうか?」



談話室…今後の方針を話し合うことになった。
議長はもちろん撫子さん。


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