裏切り-1
翌週、裕哉からラインが入る。
『麻衣ちゃん、最近、俺を避けてない?もし会いたくないなら、遠慮なく言ってね。』
そして、続けて、
『とにかく会って、話がしたいから、明日の土曜日、夕方の6時、いつもの水道橋のカフェで待ってる。』
と、ラインが入る。
麻衣は、
『まだ明日の予定がはっきりしなくて、、分かり次第、連絡します。』
と、返す。
裕哉からは、
『もし、明日、会えなかったら、もう俺たち、終わりだね。遅くなってもいいから、何時でもいいから、時間を作って!』
と返ってくる。
その5分後、溝田からラインが入る。
『明日、バイトが夕方の5時に終わるから、6時に家に来ない?出来ればスーツを着て来て欲しいな。』
麻衣は、すぐに返信出来ない。
夜遅く、
『明日、連絡します。』
と、溝田に返した。
翌日、夕方の5時、麻衣はシャワーを浴びる。
シャワーを浴びて、ブラジャーとパンティを身につける。
ストッキングをはいて、白いブラウス、そしてスーツを身に纏う。
溝田に、
『今から行きます。』
と連絡を入れる。
家を出て、電車に揺られ、溝田のマンションがある綾瀬駅に着く。
改札を出てすぐに、裕哉にラインを送る。
『ごめんなさい、今日、行けません。』
そして、スマホの電源を切る。
溝田のマンションに行く。
笑顔で迎え入れてくれる溝田の顔を見て、ちょっとだけ安堵の気持ちが芽生える。
『島岡さん、スーツ姿、本当に綺麗だよ。』
そう言って、ロープを取り出し、ジャケットを脱いだ麻衣を、縛っていく。
麻衣を後手に縛り、Cカップのおっぱいが強調されるような縛り方になっている。
縛られただけで、麻衣はすでに濡れていた。
ベッドに寝かされ、溝田は、ブラウスのボタンを外していく。
そして、白いブラジャーが露わになると、ブラジャーをずらし、乳首を舐める。
麻衣は、快感で仰け反る。
麻衣の乳首を舐めながら、スカートに手を入れ、ストッキング越しに、麻衣の太股を撫でる。
今日は、バイブだけでなく、ローターまで使って、麻衣を責める。
バイブを麻衣の中に挿れた状態で、ローターをクリトリスに当てる。
麻衣は、よがり狂う。
快感の渦の中にはまって、抜け出せない。
そして、やはり、溝田のイチモツを咥えたまま、何度も果ててしまう。
麻衣の身体は、何度イッても、本物のチンポを欲しがる身体になってしまっていた。
『お願い、チンチンを、オマンコに挿れてください。』
そう言わないと、溝田は決して、麻衣に挿入をしない。
今日も、麻衣に淫語を言わせてから、ゆっくり挿入する。
麻衣は、狂ったようによがり声を上げる。
麻衣は、喘ぎながら、
『オマンコ、オマンコ気持ち良い。』
と、連呼する。
しかし、麻衣はイクことはなく、その前に溝田が果ててしまう。
3時間ほど、溝田のマンションに滞在し、自宅へ戻る。
もう、前回ほど嫌悪感はない。
スマホの電源を入れると、裕哉からラインが入っていた。
『分かった。今まで麻衣ちゃんと一緒に居られて楽しかったよ。ありがとう。』
一気に、現実に引き戻された。
麻衣の目から、涙がこぼれた。
拭いても拭いても、涙が止まらない。
<仕事ばかりで私を放っておく裕哉が悪い>
と思う自分がいる。
その反面、
<寂しいからって、こんなこと許される道理はない>
と思う自分もいる。
翌週1週間、麻衣はバイトには行くものの、それ以外は自宅で過ごした。
どこにも出掛ける気にはならなかった。
裕哉は、あのライン以降、何も言ってこない。
溝田からも、誘いのメッセージが来ない。