M女になった麻衣-1
溝田が、麻衣の拘束を解き、プレイが終わりを告げる。
しかし、麻衣は、バイブは挿れられたが、チンポを挿れてもらってない。
そんな麻衣の物足りなさそうな表情を見て、溝田が言う。
『島岡さん、どうしたの?』
麻衣は黙っている。
『何か、挿れて欲しいものがあるの?』
と、意地悪く溝田が聞く。
麻衣が、溝田のイチモツを指さし、
『これ、、』
と、言う。
溝田は、麻衣の乳首を舐めながら、膣の中に指を挿れる。
麻衣は、また快感の波に襲われる。
『何を挿れて欲しいの? ちゃんと言わないと、分からないよ。』
と、麻衣の耳元で囁く。
麻衣は、もう恥じらいが飛んで消えていた。
『はぁ、はぁ、、オチンチン挿れてください。』
『どこに挿れて欲しいの?』
『オ、オマンコです。』
麻衣が、“オマンコ”と言った瞬間、溝田のイチモツが、麻衣の中に入ってきた。
麻衣は、これ以上ないほどの、快感に包まれる。
溝田にしがみつき、自分も腰を振る。
『どこが気持ち良いの?』
『オマンコ、、オマンコが気持ち良いの!』
麻衣は、自分で、“オマンコ”という淫語を口にして、更に興奮する。
しかし、溝田は、あっという間に、
『イクッ』
と、果ててしまった。
その日、麻衣は自宅に戻って、更なる自己嫌悪に苛まれていた。
同時に、自分にMっ気があるのを、はっきり認識した。
身体を拘束され、いやらしい言葉で責められ、あり得ないほど、興奮してしまった。
きっと、また溝田に誘われたら、行ってしまうだろう。
翌日、また裕哉から誘いの連絡が来た。
しかし、麻衣は、それを断ってしまう。
次に溝田に会ったのは、1週間後だった。
普通に、上野のカフェで会った。
麻衣は内定が決まっている会社に、提出書類があったので、それを持って行った帰りである。
郵送でも良いと言われていたが、会社まで足を運んで。
だから、今日は、リクルートスーツを着ている。
落ち着いた感じのカフェで、ゆっくり話ができる。
先週、あんな恥ずかしいセックスをしたばかりなのに、こうやって普通に平然と話をする自分に、我ながら、麻衣はびっくりしている。
目の前の溝田も、普通に話をする。
『島岡さん、心がざわついてる?』
と、溝田が聞く。
『え?』
『彼氏がいるのに、僕とこうやって会ったり、セックスしたりして、ちょっと複雑な心境かな?』
確かに、複雑な心境なのは間違いない。
でも、どこかで、“心は裕哉、身体は溝田”と、割り切れればいいのだが、、。
最近、麻衣は、いろいろ理由をつけて、裕哉に会うのを拒むようになっていた。
本当は、器用に、何食わぬ顔をして、裕哉とも会ってセックスを楽しめればいいのだが、、、。
『確かに複雑です。彼には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。』
と、麻衣は声を振り絞る。
『じゃあ、僕と会うのはやめる?』
と聞かれ、麻衣は返事が出来ない。
『本音で言って欲しい。僕とのセックスはイヤ?』
『・・・・イヤじゃないです。』
『拘束されて、いやらしいことをされるのは、実は好き?』
と聞かれ、麻衣はコクリと頷く。
『スーツ姿の島岡さんも、綺麗だよ。今度、そのスーツ姿で家に来て。』
と、溝田に言われる。
その日は、普通に自宅に帰った。
帰宅すると、裕哉からラインが入っていた。
『麻衣ちゃん、忙しいみたいだね。いつだったら、会えるかな?』
それに対して、
『今ちょっとバタバタしてて、会える日が分かったら、連絡します。』
と返した。