Marionette Day Dream~Re birth-3
(ようやく気づいたか?)
声が聞こえた。聞いたことのある声
(峰岸……か?)
(あぁ。色々聞きたいことはあるだろうけど…まずは「お疲れ様」とでも言っておこうか。)
(……いつからだ?)
(なにが?)
(此の「世界」が始まったのは、そして、終わりへ向かいだしたのは!?)
沈黙。そして峰岸の声が響いた
(始まったのは、お前が此の世界を望んだ時から。終わりは最初から決まっていたさ)
(……そうか……俺は……)
逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ
逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ
逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ
逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ逃げたんだ
(そんなに自分を責めることはないさ。結果として失敗しただけ、考え自体は間違っては居ないと思う。)
(………)
(まぁ失敗を挙げるとするなら…「根本的な解決」にはならない事かな。)
(だから。『夢』は終わったんだ。これは夜明けだよ。)
(…俺はアイツ等に対してなんて事を……思い出したよ!!!全部!!!)
(だろうね。でも彼等は責めないさ。ただ、もう一度あの世界が始まるけどね)
(……そうか……次は「誰」だろうな)
(そればかりは「次の世界」じゃ無いと判らないさ。さぁそろそろ此の世界が崩れる。早く行こうか)
仰向けの俺に峰岸が手を伸ばす。
俺は礼を言って手を取る。
そして、次の世界へと流れていく。
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