研修から真紀子が戻る-1
最終日、真紀子から
『今日の18時ぐらいに東京駅に到着予定です。常務は残業ですか?』
と、メールが来る。
『いや、何もないから定時に終わるよ。』
と、返す。
『もしお時間があれば、抱いていただけませんか?』
と、真紀子からメールが来る。
男にとって、
『抱いてください。』
とは、なんと甘味なフレーズだろうか。
異論がある筈もなく、東京駅で待ち合わせすることにした。
見習い秘書の優子も、今日で最終日。
特に問題もなく、終わった。
『優子君、お疲れさん。また機会があったら、よろしくな。』
『はい、ありがとうございました。良い経験になりました。』
優子は、挨拶をして定時に退社していった。
出来れば、一度ぐらいは、優子の身体を味わってみたかった。
真紀子の引き締まったスリムな身体は最高だが、優子のあの肉感的な身体も、魅力である。
真紀子に夢中になっているくせに、タイプの違う優子にも、ほんの少し、気がいってしまう。
これは、男の性というものだろう。
縁があれば、優子とセックスをすることも、いつかあるだろう。
夕方の6時、東京駅で真紀子と待ちあわせる。
そして、予約してあった、ホテルへ向かう。
チェックインして、ホテルに入るなり、真紀子が抱きついてくる。
『可愛い。』
と、小松原は実感する。
たった4日間会えなかっただけなのに、抱きついてくる真紀子が、可愛くて可愛くて仕方がない。
キスをして、真紀子のスカートを巻くし上げる。
そして、スカートの中に、顔をつっこむ。
パンスト越しに、真紀子のパンティに前に、顔をつける。
小松原にとって、至福の瞬間である。
パンティとパンスト越しの股間には、真紀子のすべてが集約されているような気がする。
そのままベッドになだれ込む。
たった4日、顔を見なかっただけで、これだけお互いが欲情するのである。
1回戦が終わり、一度、シャワーを浴びる。
ソファで、お酒を飲みながら、研修の話をする真紀子。
そして、ふいに、
『常務、大変失礼ですが、嫉妬深い私の質問をしてもよろしいですか?』
と、真紀子が言う。
『なんだ、急に改まって・・・?』
『私の代わりに来た井尻さんとは、何もなかったのでしょうか?』
『ないよ。何もない。』
たった4日間で、どうにかなるものでもない。
そもそも、小松原は、真紀子に夢中になっている。
『なんだ、そんなことを心配していたのか?』
『はい。もう4日間、そればっかりが気になってしまって・・・』
真紀子が続ける。
『もちろん、私が常務のプライベートに口をはさむ権利はないのですが、、、すみません。』
『私も、真紀子君が、他の男性とセックスするなんて、想像できないし、したくないな。』
と、小松原が言う。
『明日は休みだから、今日はここに泊まっていくか?』
『はい!』
その日は、一晩中、求め合った2人であった。