帰京-1
翌朝、午前のフライトで東京へ戻る。
今日は、会社に戻らず、そのまま休みにしてある。
『このまま直帰して構わないからね。』
と、小松原に言われる。
なぜか、このまま小松原と別れるのは、急に寂しくなった。
明日、出勤すれば、また普通に小松原と会えるのだが、今日は、まだなぜか一緒にいたいと思ってしまう。
真紀子は、自分でも、この感情が理解出来なかった。
本当は、このまま2人でホテルに行きたい。
でも、そんなこと自分の口からは言えない。
『常務も、このまま直帰ですか?』
『そうだよ。明日からの仕事のためにも、今日はこのまま休む。』
常務も会社には戻らないようだ。
そして、真紀子は思いきって言った。
『もしよかったら、私の部屋に来ませんか? 小汚いマンションですけど。』
『おいおい、若い女性の1人暮らしの部屋に、こんなオジサンが行ってもいいのかい?』
そうは言うものの、小松原は、うれしかった。
空港からタクシーで、2人は真紀子のマンションに向かう。
下町にある、築40年ほどのマンションである。
建物は古いが、部屋は綺麗になっている。
男の気配はまったくない部屋である。
事実、真紀子の部屋に男性が入ったことはなく、また真紀子の部屋に行きたいという男性もいなかった。
『母は、この先の千葉県側に住んでるんですけど、、、、』
と言う。
今は、入院して闘病している筈である。
小松原の上着を預かって、ハンガーに掛ける。
そして、座ってもらい、真紀子は服を脱いで、ブラジャーとパンティだけになる。
それから、お茶を煎れる。
2人でお茶を飲みながら、小松原は不思議な感覚に襲われる。
『今日、私を部屋に呼んだのは、何か理由があるの?』
『いえ、ただ、昨日のあの店で、常務が私のことを宝物だと言ってくれたことが、すごく嬉しくて、なんだか今日は、もう少し一緒にいたいな、と思ってしまいました。』
『そうか、、、私は、真紀子君のことを宝物だと思っているのは本当だよ。』
『それで、昨夜、常務に腕枕をしてもらって、一緒にベッドに入ると、もの凄く幸せを感じてしまって・・・』
『セックスとは質違う、充実感みたいなもの?』
『はい、そうです!』
『じゃあ、これから、真紀子君のベッドで、腕枕しようか?』
『いいんですか! お願いします。』
2人はシャワーを浴びて、それから真紀子がいつも寝ているベッドに2人で入る。
真紀子は昨夜と同じで、ブラジャーとパンティも脱いで、全裸でベッドに入る。
ベッドの上で、2人は話をする。
『真紀子君は、このベッドで、毎晩、オナニーをするんだね?』
と、小松原が、真紀子のおっぱいを揉みながら聞く。
『・・はい。』
と、顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに真紀子が返事をする。
『でも、私とセックスした日は? そういう日も、オナニーはする?』
『・・・・・・・・・・・・・・・』
『正直に言ってごらん。』
『・・します。』
恥ずかしそうに答える真紀子の顔を見ていると、小松原は、欲情をしてしまった。
小松原は、いきなり真紀子の股間に顔をうずめて、クンニを始めた。
真紀子は、悶えるように、喘ぎ声をあげる。
小松原がカバンからコンドームを取り出そうとする。
すると、真紀子が、
『今日は、まず大丈夫な日です。ですので、出来れば、その、無しで、、』
と言う。
『コンドーム無しでいいのか?』
『はい、お願いします。』
コンドームを付けず、生で真紀子に挿入する。
真紀子は、生で男性を受け入れたのは初めてで、普段とは違う快感に、驚いている。
そして、生でして欲しいと言われた小松原は、より真紀子が愛おしく思えてきた。
合体して、ピストンをすると、ベッドがギシギシ音をたてる。
セックスの回数をこなし、真紀子はどんどん感度が良くなってきている。
感度が良くなると、真紀子は、膣全体で、小松原のイチモツを包もうという風に身体が反応する。
それが、いわゆる締まりを良くする、と言われている。
小松原は、回を追うごとに、早く果てるようになってきた。
今日も、あっという間に限界に達しそうな感じである。
正常位で、真紀子を抱きしめながら、
『真紀子〜!』
と、言いながら、射精した。
真紀子は放心状態になっている。
小松原は、射精したものの、そのまま抜かずに待つ。
すると、また勃起し始めた。
『あっ、また固くなってる・・・ああ、、』
と、真紀子が驚いている。
そのまま、2回戦に突入する。