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小松原常務の道楽2
【OL/お姉さん 官能小説】

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モロッコからヨーロッパへ戻って-1

ベッドで余韻に浸っていると、
『明日はチェックアウトだから。』
と、小松原に言われる。

『はい。』
とは返事をしたものの、真紀子は、イギリス以降のスケジュールをまったく把握していない。
これでは、秘書失格である。

『明日はどちらに行かれるのか、伺ってもよろしいですか?』
『フランスのパリだよ。』

真紀子は、小躍りしたい気分になった。
華の都・パリ。
真紀子が、一番行ってみたいところだった。

OLの給料では、なかなか行けるところではない。

翌朝、朝食を終え、チェックアウトをする。
受付には、ナディアがいた。

ナディアに車を呼んでもらい、その車で空港へ向かう。
マラケシュからは、エールフランス機でマルセイユに飛び、そこで乗り継いでパリへ向かう。

夕方、まだ陽があるうちに、パリ・シャルルドゴール空港に到着。
ターミナルを出て、ロワシーバスに乗る。

30分ほどで、パリの中心部、オペラ座に到着。
どうやら、バスの終点のようで、乗客はみんなここで降りている。

このオペラ座から歩いて5分ほどのところにホテルがあった。
真紀子は、オペラ座から歩いている間、ずっとキョロキョロ周囲を見回している。

パリの町並みに、見とれているのである。

ホテルにチェックインする。
ちょっと広めのツインルームだった。

まずは、一息ついて、外に出てみる。
もう、ほとんど陽が暮れているので、観光は明日にするとして、どこかで晩ご飯を食べることにする。

表通りから1本裏道に入ると、人通りがガクンと少なくなり、小さな飲食店が、軒を連ねている。
どこも、店の前にメニューを書いた黒板を出している。

その中の1軒に入る。
真紀子は、小松原の後をついて行くだけである。

コースメニューが9.9ユーロと書かれている。

『安い!』
と、真紀子は思った。

それを察した小松原が、
『現地の人が食べに来るレストランって、どこもこんな感じの値段だよ。』
と言う。

『フランス料理って、しかもコース料理になると、もの凄く高いイメージでした。』

真紀子はサーモン、小松原は子羊をメインにチョイス。
どちらも、ごくごく普通に美味しかった。

食事を終え、ホテルに戻る。

疲れが溜まったのか、小松原はシャワーを浴びてベッドに横になると、そのまま眠ってしまった。

真紀子が、シャワーを浴びて出てくると、小松原は寝息を立てている。
ブラジャーとパンティだけになって、自分のベッドではなく、小松原のベッドに潜り込む。
そして、そのまま眠ってしまった。

翌朝、小松原は、腕の重さで目が覚めた。
横を見ると、真紀子がブラジャーとパンティという観光で、私の腕の中で眠っている。

ツインルームなので、自分のベッドがあるのに、わざわざ私のベッドに入り込んで、しかも言いつけ通りに下着だけの格好で眠っている。

こういう真紀子を見ていると、本当に可愛いと思ってしまう。

真紀子を起こさないように、ゆっくりベッドから出て、シャワールームに入る。

シャワーを浴びていると、ガラス越に声がかかる。
『私も一緒にシャワーを浴びてもよろしいですか?』

どうやら、彼女も起きたようである。

真紀子は、下着を脱いで、シャワールームの中に入って行く。
我ながら、思い切った行動だと思う。

小松原は、ちょっと驚いたが、何も言わず真紀子を迎え入れた。

タオルに石鹸をつけて、小松原の身体を洗っていく真紀子。
真紀子が全身隅々まで、身体を洗ってくれる。
気持ちの良いものである。

肝心のイチモツのところは、タオルではなく、手で洗う。
すると、小松原のイチモツは、勃起してきた。

『真紀子君、そこは手で洗ったら、石鹸を流して、最後は口で綺麗にするんだよ。』
と小松原が言う。

真紀子は、
『はい。』
と言い、シャワーでイチモツの石鹸を流す。

そして、
『失礼します。』
と言い、勃起した小松原のイチモツを口に含む。

仁王立ちした小松原の前で、膝まずき、丁寧にイチモツをしゃぶる真紀子。

睡眠をたっぷり取って、朝から抜いてもらってすっきりした小松原。

10時過ぎ、ホテルを出てパリの町を散策に出掛ける。

オペラ通りを歩いて南下すると、すぐにセーヌ川、そしてルーブル美術館が見えてきた。
ルーブル美術館のチケット売り場は、もの凄い行列ができていたので、中には入らずパスをする。

セーヌ川に沿って歩いて行くと、オルセー美術館、オランジェリー美術館も、もの凄い人だかりである。
そのまま歩いて、シャンゼリゼ通りに向かう。

世界一、華やかな通りと言われるシャンゼリゼ通りを歩くだけで、真紀子は夢心地である。

適当なところで、カフェに入る。

『Deux cappuccino, s'il vous plaît.(カプチーノを2つください)』
と、小松原が店員を注文している。

『この人は、フランス語も出来るんだ。』
と、真紀子が感心している。

カフェを出ると、エッフェル塔や凱旋門などを見て、時折、カフェに入って、そんなことを繰り返す。

そういえば、朝ご飯を食べていない。
適当にレストランに入って、朝食兼昼食をとる。

注文は、すべて小松原に任せて、出てきた料理をひたすら食べる。

とにかく、ここパリでは、何を食べても美味しい。
料理を堪能して、ホテルに戻る。

『真紀子君、今夜はセックスするからね。』
『はい。』

『A:普通のソフトなセックス B:縛られて犯されるようなセックス どっちがいい?』
突然の質問に真紀子が、答えられずにいる。



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