滝に打たれて-1
先走った汁が滲みだしていた
(いやらしいマラ・・・でも凄いわ、青く光ってる)
「おい・・野生に生きる男のマラじゃ、交尾したいと疼いておる」
「嫌ですと拒否したら・・」
しのえはそう言って重蔵をじらしてみた。
「無理にわしはせん、紳士じゃからな」
「さすが重蔵さん、優しいわ・・でも ほ し い」
色っぽい眼差しを向けた。
「そうか、俺も今日は無性に遣りたい・・・いいな」
「尻を向けろ、その熟れ尻をたっぷり楽しませてもらうぞ」
たらいの縁に摑まるとしのえは重蔵に差し向けた。
「ほほう・・どうじゃこのケツ脂がまわって旨そうじゃ」
嘗めまわすように見つめながら指を割れ目をなぞって密壺に探り入れてみる。
すでに潤った密壺は獲物を咥え込む準備をしているかのようである。
(*´Д`*)・・・
「お前さんも久しぶりとみえて潤いが凄いのう・・」
重蔵の舌先が潤った密をひとなめした。
「アア〜・・・いい〜」
「旨いぞ・・ヒヒヒ・・・もう一嘗めじゃ」
(*´Д`*)・・・。
「これでよかろう、自然界でいう生殖の準備は整った」
重蔵はしのえの腰をがっしり掴んで腰を入れ込んだ。
ヌヌ〜
「嗚呼・・・・」
重蔵は激しく腰を振り唸り声を発し、しのえも呼応するように顔を歪めて喘ぐのだった。
「どうじゃ、さっぱりしたか」
「堪能させていただきました、重蔵さん凄いんだもの」
「何がじゃ」
「お尻にこんな爪痕が残ってるわ」
「ヒグマの交尾を知ってるか、オスはメスを動けないように前足で体を抱き遣るそうじゃ、俺もお前さんをしっかり抱え込んで遣ったんじゃ、痛かったか」
「そうなんですか」
「前の男はどうじゃった、こんなに激しくはなかったか」
「そうね、ただするだけでしたわ」
「ハハハそうか・・・わしのほうが良かったか」
「はい・・・」
「明日はあの白滝の壺へ行くぞ、今夜はゆっくり休め」
翌朝は深い霧に包まれていた。
しのえは重蔵が起きる前に外に出て山からの取り水で顔を洗った。
ふと見ると数匹の猿が谷を渡っているのが見えた。
重蔵が起きたのは8時を回っていた。
「いつもこの時間なの?」
「今朝は特別じゃ、昨夜お前を久しぶりに抱いて精魂果たした疲れじゃ」
「私も重蔵さんに抱かれてうれしかった」
「そうか・・・今日は白滝の壺に入って滝に打たれるぞ」
「楽しみだわ、冷たいんでしょ」
「冷たいぞ」
朝食は昨夜の残り物で済ませた、しのえが机に置かれた原稿が目に留まった。
数枚を手に取り黙読しているのを重蔵が見た。
「どうじゃ最近書いたのだが」
「人妻律子」ですか・・」
「これからの展開で迷ってペンが進まん」
「そうですか、滝に打たれたらまた頭が冴えますよ」
「それならいいのじゃが」
白滝の壺へは11時に着いた、普段ほとんど人気はなく今日もまた誰一人出会うことはなかった。
車を降りて20分も険しい道を歩く、しのえも荒い息を吐きながら重蔵に付いてきた。
「ようやく着いたぞ、見ろ美しい滝じゃろう」
「そうね・・あの深みに入るのですか」
「深いと言ってもお前さんの胸辺りじゃ」
「冷たそう」
「さああの壺の脇に日影があるだろうそこで服を脱げ」
重蔵は滝壺の縁に立つと褌姿で入っていった。
しのえは用意した白い襦袢に袖を通して腰ひもで結んだ。
「さあ来い」
「は〜い」
しのえは冷たい壺に足を差し出した。
「キャ冷たい」
「さあ来い、修行じゃ」
促されて思い切って滝壺に身を沈めた。
「ああ冷たい」
滝の水がしのえを打つ、しのえの肉体が濡れた襦袢から丸見えになっている。
(ええ眺めじゃ・・・)
重蔵のいやらしい視線がしのえに注いでいた。