ココロもカラダも 2-1
学校は嫌いじゃない。
それなりに友達もいるし、勉強も中の上くらいの成績だし。でもただみんなが行ってるから行くだけ。夢とか希望とか持って通ってるわけじゃない。
「美紅、おはよ〜!!」
教室に入ると友達に声をかけられる。
「おはよ」
いつものように返事して、いつもの話題で笑って騒いでた。
すると、
「美紅、ちょっといい??」
同じクラスの翔(かける)に呼ばれた。
「今夜、親いねぇから家来いよ」
「うん、わかった」
翔と私はいわゆるセフレ。流れでヤっちゃってから関係が続いてる。
学校が終わるとそのまま翔の家に向かった。
「お邪魔しま〜す」
「飲みモン、持ってくから部屋あがってろよ」
翔の部屋は初めてじゃない。翔はしばしば私を誘うことがあるから。
「おまたせ〜」
「ありがと!ってか翔、彼女できたよね??」
「あぁ…いるけど、お前とのΗが一番なんだよね!顔も体もそそるし」
「…そっか」
みんな私のカラダが好きなだけ。
「彼女の話はいいじゃん」
そう言って翔は持ってきたグラスを飲み干し、口づけてきた。
すぐ部屋中に唾液が絡まる音が響きだした。
─チュク…クチュ─
翔の舌が私の唇や舌を吸ったり舐めたり意志を持ってるかのように動きだす。
キスをしながらベットまで運ばれた。
翔の手が脇から胸をなぞって感触を確かめてるのが分かる。
‐激しいキス、指がもたらす快感や丹念な愛撫が愛されてると錯覚に陥らせてくれる‐
「ふッ…ぁっ」
「もう乳首たってる」
「ゃっ…ぁン」
もっと触ってほしくてもっと愛してほしくて体をよじる。
「その顔も声もやべぇ」
翔は興奮したのかブラを押し上げ、乳首に吸い付いてきた。
─ペロ…チュ─
「あぅっ…ひゃン…ぁあっ…んんっ」
右の乳首を指で挟んでコリコリされ、左は舌で弾かれる。
スカートの下から太ももを手が這い、下着を何度もなぞられた。