恋人-2
優菜の成績も上がり
約束のパークデートの日がくる
陽太はカジュアルな服装で
待ち合わせの駅前で優菜を待つ
しばらくして
優菜も到着する
優菜はいつもギャルっぽい
雰囲気だったが
今日は、いつものポニーテールに
可愛いシュシュをつけて
ロリっぽい服装でやって来た
「ええー!?
イメージ変わるな〜
すごく可愛くていいよ!」
「本当に?
陽太が喜ぶと思って……
可愛いの選んでみたの……」
恥ずかしそうに言う
「陽太はポニテ好きでしょ?」
「ええ!?何で知っているの!?」
「だって、エッチの時
いつも触るんだもん………
ポニテに似合う洋服って
こんなのかな〜って…
でも…
わたしのイメージじゃないよね?」
「いや!そんなこと無いよ!
俺はめっちゃ好きだな!」
優菜は嬉しそうに微笑む
「それじゃ行こうか?」
「うん!」
2人はテーマパークへと向かう
優菜は陽太の空いた手が
気になって仕方がない
(手を繋いでくれないのか……)
テーマパークに着くと
色んなアトラクションを楽しむ
ポップコーンを食べ
パレードを見て
マスコットと写真を撮る
優菜は笑顔で
思いっきり
パークを楽しんでいるようだ
お昼になって
ショーを見ながら
ハンバーガーにかぶりつく
「よ〜た!口についてるよ!」
陽太の口についていた
ソースを指で拭いてやり
嬉しそうに舐める
「ははは…ありがとう
何だかカップルみたいだね?」
優菜はまたうつ向いてしまう
陽太がハンバーガーを
食べてしまってから
優菜の様子の変化に気がつく
優菜は食べ掛けの
ハンバーガーを片手に
うつ向いたまま
「私たち……って
付き合って無いのかな………?」
「え!?」
「私たちって
家庭教師と教え子の関係なの?」
陽太はあせる
「あ、あ、あの………その…………
まだ、告白とかした訳じゃ無いし
そんな事したことも
された事も無いから………」
「陽太は私の事嫌い?」
「そ、そんな事無いよ!!
可愛いし!
優しいし!
ちょ、ちょっとエッチだけど……」
優菜は陽太の目を見て言う
「私とのエッチ、嫌だった?」
「そんな事ないよ!
好きだよ!好きだ!大好きだ!!
可愛い優菜も
エッチな優菜も大好きだ!」
周りを気にせず
思わず大きな声で言ってしまう
優菜は涙をポロポロ流し
笑顔でハンバーガーにかぶりつき
「バカ……」と
口をモグモグさせながら言った
ランチを済ませてから
アトラクションを回る2人
午前中との違いは
陽太が自然と
優菜の手を繋ぎ
エスコートするように
なっていた
優菜は嬉しそうに
陽太に微笑む
「ちょっとトイレに行ってくる」
「あっ!私も!」
陽太が先にトイレから出てくる
優菜もちょっとしてから
出てくると
優菜は腕を掴まれ
トイレの建物の影に引き込まれる
陽太は優菜を抱きしめ
キスをしていた
優菜はびっくりしたが
陽太の胸に手を当てて
つま先立ちになり唇を確かめる
「もう!びっくりするじゃない!?」
「だって、我慢出来なかったんだもん」
陽太はキスをしながら
優菜の胸を
洋服の上から揉む
「んん!?ダメ……ここじゃイヤ……」
陽太は止めようとしない
優菜は耳元で
「よーた……ホテル……いこ?」
「う、うん………」
2人は手を繋いで
パークを出ていく