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乱れ柳
【熟女/人妻 官能小説】

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乱れ柳-9

「澪さん、夜はまだまだ長いですよ。……たっぷりと楽しみましょう」

 その言葉で、相手の背中へ巻き付いている白い腕に力が籠もる。
 黒井の腰の「漕ぎ」は、まだまだゆったりしたものだった。それなのに、澪の表情には喜悦が色濃く浮かんでいる。

   サプリかも三割増しの感じ方

 先ほど飲まされた「性感が高まるサプリ」が効いてきたようだ。先日の性交とは明らかに感じ方が違っていた。気持ちよさの粘度が強いのだ。

「ああう……、あああ……、ああん…………」

 漏れる声も熱い。
 黒井のピストンの振り幅が大きくなり、ややスピードも増すと、澪のあえぎが激しくなる。

「ああん……、ああん……、ああん……、ああん……」

 膣口をミッチリと押し広げている太い肉茎がズルルッ、ズルルッと出入りする。

「あああん…、あああん……、あああん……、あああん……」

 エラの貼った亀頭が膣壁をグリグリとえぐり、子宮口をドムッ、ドムッとノックする。

「あああっ…、あああっ……、あああっ……、あああっ……、あああっ……」

 ピストンが続き、澪のエクスタシーが近づいてくる。

「だめっ……、だめっ……、イ……イク……、イク……、イク………、イク…………」

 そして、爆(は)ぜる。
 さっきよりも激しく腰が震え、澪の上半身が突っ張る。ヴァギナの奥が間欠的に収縮し、怒張を締め付ける。
 黒井は腰の振りを止め、その締め付けを味わっているようだ。
 やがて、女体が弛緩すると、ピストン運動が再び始まる。
 澪はイッたばかりなのに、すぐにヴァギナが再燃する。

   快楽が胸へ四肢へと飛び火する

「んあああっ……いい。……いいの。…………いいっ!」

 小気味よい速さで出入りする怒張。それは白濁した女の愛液で淫らにコーティングされ、卑猥な眺めとなっている。
 黒井が膣奥を意識して深いピストンをしてくる。
 ポルチオエクスタシーへの階段を一歩ずつ昇る澪。その表情が一歩ごとに淫らな色を深める。
 そして、力強く素早いピストンが繰り出されて、

「いいっ……、いいっ……、イクッ……イクッ……イクッ…………ウアアアアッ!!」

 女の尻が激震する。一度、二度、三度……いや、もっと…………。今宵最高のアクメで、澪の口が大きく開かれ、真っ赤な舌がわななく。膣肉は愛する魔羅を何度もきつく抱きしめ、射精を促すが、黒井の一物はまだその兆しがない。やがてヴァギナは根負けして緩み、澪の目は半眼となり、甘くとろける。
 黒井のクールな顔がわずかににやけるのを澪はぼんやりした視界の中で捉えた。

『この女は完全に自分のペニスの虜(とりこ)になった』

こう思っているのだろうか。

『確かに虜になっているわ。でも、まだ完全じゃない。もっと欲しい。もっと……』

 そんな澪の気持ちを察したか、黒井は体位を変えてさらなるセックスを挑んできた。今度は後側位で交わる。
 後ろから例のボリューミーな亀頭が分け入ってくる。膣壁と強くこすれあって、やっぱり気持ちいい。深く呑み込もうと澪は片膝を曲げて股を割る。長さも十分な黒井のペニスは子宮口を強く押し込む。たちまち快味が湧いて、

「んんんんっ…………」

 澪の眉間に喜悦の縦皺が寄る。
 黒井が大きなストロークで腰を振ると、澪の口からアヘ声が漏れる。表情もあからさまなアヘ顔になる。

「いいっ。……それ、いいっ。……もっと…………もっと……もっと……もっとぉーー」

 盛んに交わって性感が高まっているうえに、サプリの効き目も手伝ってか、澪は簡単にアクメへと追い込まれる。

「イクッ……イクッ……イクのおぉー………イッちゃうーーーーーーーーっ!!!」

 澪の腹がビクンビクンと波打ち、腿が小刻みに震え、ヴァギナから小さく潮が吹き出す。

『ああ…………よ、よすぎる…………、たまんない…………』

 しばしの法悦に浸る澪。黒井も膣の締め付けをまた味わっているようだが、そのタイトな感じが緩むやいなや、すぐに魔羅の打ち込みを再開する。

「あああっ…、あああっ……、あああっ……、あああっ……、あああっ……」

   快感が五臓六腑に染み渡る

 特濃の気持ちよさは全身に波及していたが、それがヒートアップする。さっきイッたばかりなのに、またすぐに次の絶頂の波が押し寄せる。
 黒井の下っ腹が澪の尻に激しくぶつかり、肉の音を続けざまにたてる。

「またイクッ…………またイクッ…………イクッ……イクイクイクッ!!!!」

 何度目のエクスタシーだろうか……。澪は膣の連続収縮時の魔味に陶然となりながら、奥に熱いものを感じ、あれ? となった。そして、黒井の満足そうな溜め息を聞き、射精したことを察知した。

『いやだ、中出し……』

 そう思ったが、なかば許してもいた。以前、黒井はパイプカットしていると言っていたし、たとえそれがウソであろうとも、今日は安全日のはずだった。

 男の発射で、ベッドでの熱い睦みごとは途切れたが、黒井はもう一度交わることを告げ、寝室を出ていった。

 グラスに氷が入る音……。キッチンで何かドリンクをこしらえているようだった。
 その間、澪はティッシュペーパーで股間を拭き、股や脚が汗でぬめっていたので、もう数枚のティッシュで処理した。
 ややあって、呼ぶ声がするので隣室へ行くと、背の高いグラスを二つ持った黒井から、一つを手渡された。気泡の浮かぶ淡褐色のドリンク。

「ジンジャーエールです。炭酸水にジンジャーシロップなどを入れて作りました。どうぞ、お飲みください」


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