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加納貿易
【OL/お姉さん 官能小説】

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家庭教師1-1


家庭教師


送られた詳細通り
18時に指定された
社長の自宅に到着する

都内の住宅街にある
大きな家だ

自宅の門の前で
陽太はおそるおそる
インターフォンに
指を伸ばし
チャイムを鳴らす

すると若い女性の声が
インターフォンから
「はい!」とだけ

陽太はあわてて
「今日から家庭教師を
仰せつかりました
小山内です!」
と言うと

ちょっと間が空いてから

「どうぞ...」と返事があり
玄関へ進む

玄関ドアが開き
中から
ポニーテール姿の少女が
ムスッとした顔を出す

「早く入りなよ!」

陽太は「お邪魔します」とだけ
言ってリビングに通された

リビングで少女は
腕を組み
不服そうに
陽太をにらみつけ

「あんたが5人目の
家庭教師?」
と問いかける

「は、はい!
小山内陽太と言います!
よろしくお願い致します!」
と挨拶をした瞬間に

(え!?5人目???)

とハッとする

少女の名は優菜
小柄で黒髪のポニーテールが
よく似合い清楚な顔立ち

ベージュのチェックの
ミニスカートに
白のブラウスに
赤のリボンタイ
白のハイソックスを
履いている

優菜はそのまま
話し続ける

「あんたで5人目よ!
前の人たちは
みんなクビになったの!
もう家庭教師なんて
いらないって言ってるのに!」

ちょっと間が空き
優菜は鼻で笑う

「まぁいいわ!」と言い
陽太をソファーの
真ん中に座らせた

優菜はそのまま
腕を組み話しを続ける

「わたしが気に入らないと
ママに言ってクビに
してもらうの!
短い人で1日...
今年であんたが
5人目よ」

「あんたは
どうなるのかしら?www」

かわいい顔して
かなり上から目線で
陽太を見下ろす

陽太は緊張した
面持ちで
(そんな!クビは困る!
せっかく就職出来て
仕事にもようやく
慣れてきたのに
なんとかしないと!)

頭の中でぐるぐる回る

すると
以前の陽太に戻ってしまい
おどおどしながら

「きょ今日は社長...
お、お、お母さんは?」

優菜はニヤリとして
「ママは今日から
アメリカに出張よ...
安心して!
しばらく居ないから
すぐにはクビにならないわ」

「でも、なんかあったら
すぐママに言うからね!
ちゃんと私の言うこと
聞くのよ!」

「は、は、はい...」
以前のように
自信のなさげな
陽太の緊張はさらに
高まっていく





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