Farewel l-30
「・・・・・」「・・・・・・」
互いに達するのを感じたのか、
ほぼ同時にセリスと教授は口による愛撫を止める。
そのままセリスが半身を起こした時、ごろりと草の上に転がり両足を伸ばした状態で仰向けの教授と視線が交わる。
セリスの“舌技”のお陰か、
その肉棒は弛むことなく真っ直ぐ青空に向かって反り返っていた。
「こんなに、硬くなられて・・・・」
「貴女は素晴らしい・・・クリステール様よりも・・・私にとって、新たな希望になろうとしている」
「クス・・・・・・・」
思わず微笑んでしまいながら、
身体を起こし教授の両足に股がろうとするセリス。
一転して見下ろす形のセリスが、
相手の両肩に両手を添え
ゆっくりとその腰を下ろしていく。
先程までの教授の愛撫もあってか、
セリスの“薔薇”には生暖かい蜜が溢れ続けており、教授の肉棒を迎え入れる準備は出来上がっていた。
やがて肉棒の先端がセリスの繁みに触れる。
────ズ・・・・・・
「アっ・・・・・」
────スッッブブブ・・・・
「あ・・・ああっっ!」
「くっ・・・・」
自分の中を押し割ってくる肉の感触と熱に、セリスは思わず喘ぎ声を上げ、無意識に頭を上下左右に振り乱す。
セリスの“薔薇”の中の締め付けに、教授も目を瞑り必死に快感に耐えようとした。
やがてセリスの“薔薇”の中に教授の肉棒がすっぽりと収まり、たちまちのうちに温かい膣襞に包み込まれた。
自らの中に感じる固さと熱。
それは今まで達観気味の老人の物だとは思えない。
セリスはゴクリと喉を鳴らし、目の前の相手の肩口に両手を添え、自らの身体を両手で支える。
見下ろした先でほぼ向かい合う形の教授は、まじまじとセリスの上気した瞳を覗きこみ、そして呻くように呟いた。