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露出女子高生 石原サクミ
【痴漢/痴女 官能小説】

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新たな露出への挑戦-1

「しゃ、写真、ですか?」

「わたくしの姿が朔太郎様をはじめとした皆様に、どのように見えていたのか、
 知りとうございます故、お撮りになられましたお写真をぜひお見せくださいませ。」

「な、い、です。」

「はっ?なんと?」

「写真、ない、です。」

「朔太郎様。お戯れはおよしくださいませ。
 なにも、盗撮をしたのどうのとお責めするつもりはございませぬ。
 ただ単に見たいだけ。」

「いや、ホントに撮ってないんだ。
 って言うより、撮るのを忘れるくらい、夢中になっちゃってさ。
 そしたら翔琉が理科室に望遠鏡があるんじゃないかとか言い出して、
 で、それを幸太郎先輩が取りに行ったりして……。」

「で、なぜ、写真が撮れなかったのかと言うことでございますが。」

「ああ、で、カメラの取り合いとかになっちゃって、
 気が付いてみれば、もう真っ暗でさ。」


「朔太郎様。」
サクミの口調が変わった。
「は、はい。」

「朔太郎様半確かカメラマン志望。」

「は、はい。一応。」

「カメラマン志望の方が、そのようなミスをなさるとは、 
 あまりにも情けのうございます。」
「は、はあ。でも、それだけサクミ、さんの、その、
 露出ショーって言うか、オナニーショーって言うか、
 刺激的と言うか、衝撃的と言うか。」


「朔太郎様。
 わたくしの美しくいやらしい姿に殿方が見惚れてしまい、
 我を失うことなど珍しいことではござりますゆえ、
 そのことはお咎めいたしませぬ。朔太郎様が普通の殿方であるのならば。
 しかし、仮にもカメラマンを志しているお方が、
 千載一遇のシャッターチャンスを逃すとは何たる失態。
 言語道断でござりまする。
 これではお亡くなりになられたお父様も、さぞかしお嘆きになることかと。」

画面の向こうのサクミが険しい表情のまま、考え始めた。
しばらく沈黙が続いた後、ようやくサクミが口を開いた。

「わかりました。計画を変更いたするでございます。」

「計画を変更?」

「はい。本来、わたくしの計画は、先ほどから申し上げておりますように……。
 まあ、とにかく、本当でしたらこのままわたくしの本当の姿をすべてお明かしして、
 ラバーズディスタンになるのもありかとも思っておりました。
 そのためには朔太郎様の疑問にすべてお答えして、
 幸太郎君や翔琉君たちとのきっかけや経緯、後日談など、
 そしておそらくは朔太郎様がご存じないであろう、
 わたくしの母校の養護教諭や諸先生方との関係なども、
 包み隠さずに詳らかにしようと考えておりましたが、
 1週間という限られた時間でございます。
 そうした条件づくりに時間を費やしている暇はございません。
 計画変更でございます。」

「な、なんか、サクミさん、顔が生き生きしてきましたけど……。」

「はい。わたくしに新たな使命が生まれましたようでござります。」

「新たな使命?」」

「はい。朔太郎様のカメラマンとして才能を埋没させんがため、
 わたくしが鍛えて差し上げます。」

「オレのカメラマンとしての才能?」

「はい。どのような状況に置かれましても、
 決してシャッターチャンスを逃すことなどないように、
 わたくしが鍛えて差し上げます。」

「……。」


「で……。朔太郎、くん。」

「えっ?あれ?言葉遣い。」

「うん。言葉遣いだけでなく、髪型もちょっと変えちゃったからね。
 いちいち指示するのに、面倒だし、文字数節約。動きやすいこの髪型。
 で、さっそく今から始めるから。」

「なにを?」

「だから、特訓だよ、特訓。
 じゃあ、ざっと説明するからよく聞いてて。
 後で確認しやすいように、箇条書きにしておくから。」

1 朔太郎がサクミよりも1時間早く家をスタートする。

2 コースは朔太郎自宅→駅→高校最寄り駅→男子校→女子高
 →高校最寄り駅→駅→サクミ自宅付近→例の公園→朔太郎自宅

3 朔太郎宅帰宅は午後3時。

4 サクミは露出用ファッションで外出。

5 サクミは露出に適していると思われる場所で露出。

6 朔太郎はサクミが露出しそうな場所をあらかじめ予想し待機。
  サクミが露出を始めたら、悟られぬように露出写真を撮影する。

7 最高傑作が撮れるまでこの特訓を続ける。

8 明日以降のコースは、今日の特訓終了後、相談の元で作成する。

「どう?ちょっとはやる気、出てきた?」

「あ、いや、あのさあ、これって、必要、って言うか、意味あるの?」

「朔太郎!あのさあ、恥ずかしくないのかさ?仮にもカメラマン志望なんでしょ?
 己の欲望や仲間とのトラブルに囚われて、
 千載一遇のシャッターチャンス、逃したんだよ?
 中3のわたしの、本当の姿を逃さずにシャッター切ってくれたおかげで、
 わたしは自信をもって生きてこれるようになったんだよ?
 朔太郎の写真は、人の人生を変えるんだよ。
 シャッターチャンスを逃すっていうことは、人間を一人、殺すことと同じなんだよ。
 サクちゃんには人の人生をプラスに変えるような写真を撮ってもらいたいんだよ。
 そのための特訓。
 どうするの?やるの?やらないの?」

「あ、でも、そんなのって、たった1週間じゃ……。」

「答えはYES or NOで。」

「い、い、YES。」

「はい、じゃあ決まり。
 すぐに準備して。出発は1時間後。ゴールは3時。
 今日は初日だから……。それでも、最低5枚くらいの傑作写真は撮れなくちゃね。
 はい。準備開始〜!」

髪を後ろで結んでショートに見せたサクミは急にボーイッシュになっていた。


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