梨花・アキラ・浩平の放課後 -梨花の部屋で-(2020/06/15)-11
射精を終えたアキラと浩平は、その場にしゃがみ込み、
大きく肩で息をしている。
梨花が二人に話しかけた。
「ねえ、アキラ、浩平くん。
オナニーどうだった?」
「・・・・・・射精する瞬間が、
・・・・・すっごく・・・、
・・・・・・気持ち良かった。」
アキラが息を切らせながら答えた。
「僕もね・・・、とっても、気持ちよかったよ。
これ、すごい・・・・ね。」
浩平もやっとのことで答えた。
「ふ〜ん。
そんなに気持ちいいんだ・・・。
なんか、いいな・・・。」
梨花がぼそっと呟く。
「あ、そうだ。
精液を・・・拭かなくっちゃね。」
梨花は思い出したようにそう言うと、
ティッシュで精液を拭き取り始めた。
ドロっとした白くて濃い精液がティッシュに付いていく。
「うわーっ、どろどろ・・・・。
こーいうのがアキラと浩平くんから出てきたなんて、
やっぱり、すごい・・・。」
梨花は精液を見ながら、改めて感想を口にしていた。
「あのさ、
アキラと浩平くんは、初めて射精したんだよね?
・・・・ってことは、精通したってことだよね。」
梨花が後片付けを続けながら尋ねた。
「そっか。」
アキラは自分が精通したことに今更ながら気付いた。
「そうだね・・・。
僕たちは精通したんだね。」浩平も答える。
「二人とも、おめでとう。」
梨花が笑顔で二人に言った。
「え?
精通って、おめでとうなの?」
アキラが聞く。
「分かんない。
なんとなく。」
梨花がそう言うと、三人とも声を出して笑った。
* * *