お気に入りの場所-1
恐る恐る中を覗く直美。
木々の間に建つ小さな建物は、昼間でも薄暗く異臭が鼻を突く。
個室が4つ手洗いのガラスはひび割れて用を足しそうに無い。
直美は一番奥の個室に恐る恐る入る。
鍵をかけると、「ふぅ〜ぅ」大きく息を吐き出した。
薄暗い個室に入ると周りに邪魔をする者がいない安心感なのか?
鼻を突く異臭も興奮を誘う材料となる。
便器に腰を下ろすと卑猥な文字や落書きがところ狭しと書き込まれており
直美をいけない世界へ導いていた。
直美は上着を脱ぐと便器の蓋の上に置いた。
頭の中の妄想を一つずつ実行して行くことはかなりの興奮だ直美の乳首は、
ブラウスを上へ押し上げている。
ボタンを外しブラウスを脱ぎ捨て畳んで上着の上へ
直美の上半身を隠している物は何も無い。
直美は生唾を「ゴックリ」と音をだして飲み込むと、
決心した様にスカートのファスナーを緩めると片足を上げ器用に脱いで、
ブラウスの上に置いた。
個室とは言え、こんな所で生まれたままの格好は流石に初めてだ
妄想以上に緊張し興奮している。
少し脚を開き覗き込む様に密部へ指先を導くと
少し触れただけで体に電流が走り振るえだした・思わず
「キャぁッ!」
驚きの声を上げ指先を見つめた、粘りつく愛液がヌルヌルと光っている
個室の中の異臭は、一瞬で直美の男を誘う匂いで満たされていった。
「あぁぁぁぅ〜ん」
「こんな凄ぃぃぃ〜のぉぉ」
「はぁじぃめぇ〜てぇ〜」
直美は狂った様に指先でかき回し、クリを指先の腹で撫上げた。
体を小刻みに震わせ
「あぁぁぁぁぅいくぅぅぅぅ」
何度も痙攣するが止めようとはしなかった。
最後は口から涎をたらし、フラフラと脱ぎ捨てた服の上にしゃがみ込んだ。
恍惚の表情でグルグル廻る天井を見上げ暫く放心状態の直美。
長い時間天井を見ていた様な気がする。
我に返った直美は、立ち上がると恐る恐る鍵を開け
半開きのドアから顔をだけを出して様子を伺った。
大声を上げて何度も果てた事を気にしている様子ではない。
直美は人影が無いことを確認すると大胆に扉を開け全裸のまま隣の個室へ移動し
慌ててドアを閉め、鍵をかけた。
「ふぅ〜ぅ・見つかったら何言われるかわからない!」
直美はそう言いながら背筋をゾクゾクさせて興奮していた。
その場で、更に体を大きく痙攣させ果てると、
また同じ様に元の個室へ移動した。
興奮に目をギラつかせ、当然の様に戻ると指先を動かし始め
「あぁぁ〜ん」甘えた声を上げる。
「ママぁ〜!ココくさいぃ〜」
一瞬体がピックとなり
フリーズした様に動かなくなる直美。
隣の個室を勢い良く閉める音。
外で母親がちゃんと手を洗って出でこいと声をかけている
子供は返事をしながら暫くするとまた勢い良くドアを開け走り去って行った。
聞き耳を立てていた直美は、思わぬ侵入者に動かしていた指先を抜き取り
「子供の声では、興奮も冷めるわ!」
仕度を整えると個室を後にした。
割れた鏡の前で丁寧に指先を洗う。
「ココは凄くイイところねぇ」
「今夜は隣ね」
建物の外へ出た直美はもう一つの入り口を見て囁いた。