投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

LESSON
【ロリ 官能小説】

LESSONの最初へ LESSON 0 LESSON 2 LESSONの最後へ

LESSON-1

俺が春香の家庭教師を始めたのは、去年の9月からだ。車で20分のところにある春香の家は、両親とも弁護士で、春香も中学から名門に、ということで、家庭教師をとっている。
初めて見たときに、「あ、かわいい」とは思ったが、それ以上の気持ちは最初はなかった。始めのころはまじめな態度をとっていた春香だが、家庭教師のほかに塾もあり、いっぱいいっぱいになってきて、指導中の集中がもたなくなってきた。そこで、俺は指導方針を切り替え、春香の相談役に徹しつつ、精神的な支えになることにした。授業とは直接関係のないことも話すようになった。
友達のこと、学校のこと、塾のこと、恋愛のこと・・・確実に春香には笑顔が増えてきた。
そんなある日のこと、春香が、声をひそめて、ぶっとんだ質問をしてきた。
「ねえ、どうやったら子供って生まれるの?お父さんやお母さんに聞いても、大人になったらわかる、ていっておしえてくれないんだ。」
俺は飲みかけていたお茶を思わずふきだしてしまった。しばらく、思案した後、もう6年生だし・・・多少のカルチャーショックはいいだろう、と思ってこう答えた。
「子供作るときは、好きな男と女がくっつくんやけど、服を着とったらできんのよ」
これだけでも春香には十分カルチャーショックだったらしく、
「え〜〜」
と目を丸くしていた。しかし、このときから、春香の意識には、「性」に対する関心が高くなっていたようだ。
・・・一月くらい経ったある日・・・休憩時間中に春香は台所のほうにいって、帰ってきて俺の後ろに回りこみ、突然だきついてきた。
「春香?」
俺はとまどいながら、春香のほうを見た。春香は顔を真っ赤にしてほっぺたをくっつけて、口を開いた。
「赤ちゃんつくるときってこんなこともするん?」
不覚にも、俺はこのときまで春香の気持ちに気づくことが出来なかった。純粋な気持ちを裏切るわけにはいかない、と自分に言い訳しながら俺は春香の顔を両手で挟み込んだ。
「それだけじゃないよ、こんなこともする」
そう言って、春香に顔を近づける。春香はわかっていたのか、目を閉じて顎を突き出す。俺と春香は、そのまま唇を重ねた。
「んっ」
かわいい声を漏らして、春香がを少し呼吸をあらげた。俺は片方の手で春香の頭を抱き寄せ、まだふくらみかけの胸にもう片方の手を添えた。やさしく揉んでみると、まだ硬さはのこるものの、女性のそれの感触が楽しめた。
長い唇を重ねるだけのキスのあとで、ゆっくり舌を春香の唇にしのばせる。最初は歯を閉じていたが、やがておずおずと口が開き、舌が絡み合った。甘い唾液の味で、脳髄がしびれるような感覚を覚えた。そのときはそこまでだったが、二人にとっての転機が、さらにその一月後に訪れた。
その日は近くの神社が祭りで、両親のすすめもあって指導が終わったあと二人でお祭りに出かけることにした。
二人ともジーパンにTシャツという格好で、はたから見れば、大学生の俺と、年の離れた兄妹に見えただろう。
一月前の指導から、何回か指導があって、そのたびにキスだけはしていた。春香にも、俺にも、このおまつりに「なにか」を期待する気持ちはあっただろう。
周りに友達がいるかもしれないから、と断ったが半ば強引にはるかは俺と手をつなぎ、とてもはしゃいでいた。出店をいくつか回り、手にわたがしやヨーヨーを持って、少し人通りがないところまできた。そこは、いつも俺が路駐している裏通りだ。
「春香、俺の車で少しドライブしよっか」
「ほんと〜?うれしいっ」
春香は、助手席に乗り込み、車をあちこち見回していた。しばらく走って、人通りのない道の脇に車を止めた。
「春香、二人で後ろの席に行って、お話ししよう」
俺はさりげなく音楽のボリュームを下げ、春香に提案した。
春香はうなずいて、シートをまたいで後ろの席に移動した。俺は一度車を出て、後ろのドアを開けて、中に入った。


LESSONの最初へ LESSON 0 LESSON 2 LESSONの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前