田中家(1998年頃のいつか)-1
田中家は3人家族。
父親の正彦、母親の香織、一人息子で中学2年生の浩平。
正彦は単身赴任をしており、普段は香織と浩平の二人で生活している。
一見ありふれた家庭のようであるが、この一家は変わっていた。
彼らは家の中では全裸で過ごしていた。
服を着るのは外出する時だけ。
「何事もオープンに」が家訓であった。
正彦は赴任先から帰って来る度に、浩平の目の前で香織とセックスした。
一方、思春期真っ盛りの浩平は、香織に見られながら毎日オナニーをする。
世間一般の家庭から見れば異様な光景かもしれない。
が、彼らにとってはごく普通の日常生活に過ぎなかった。