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露出女子高生 石原サクミ
【痴漢/痴女 官能小説】

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朔太郎とサクミ-2

部屋へ戻ると、朔太郎はパソコンの前に座り、
たった今まで見ていたサクミの顔を思い浮かべていた。
(変身少女の面影は確かにある。でも、あそこまで可愛いとはなあ。
 今日から一週間か。天国のような時間だ。
 でも、いきなりビデオ通話か。同じ屋根の下で間接的コミュニケーションかぁ。
 さっきみたいな感じでずっとお話ししたかったなあ。)

パソコンの真っ暗な画面に自分のにやけた顔が写っていた。
(そう言えば、パソコンの顔認証システムの作成画像、まだ見てなかったなあ。)
母親の、翔琉とのオナニービデオ通話から始まった大混乱で、
朔太郎の露出少女に関する作業はすべて中断していた。

(そうだ。サクミとのビデオ通話も、どうせならパソコンで見るか。
 あんなに可愛い子だとは、本当に想像以上だったよな。)

マウスを手にすると、真っ暗だった画面が目覚め、
画面中央に【作成終了】の文字が映し出された。

(さてと、パソコン君は一体どんな女の子を描き出したんだろう。
 あ、そうだ、ビデオ通話も立ち上げておこう。)
朔太郎はラインのアイコンをクリックすると同時に、作成終了の文字もクリックした。

ソフトがスリープから目覚めるのと、ラインがつながるのがほぼ同時だった。

(サ、サクミ。)
「朔太郎君。」

(な、なんだ。ビデオ通話の方か。作成画像がサクミかと思ったぜ。)

「準備はよろしいでしょうか。」

「あ、はい。よろしいです。」

「では、改めまして。石原サクミでございます。
 この春に女子高を卒業したばかりの17歳。現在は家にて過ごしております。
 母と二人暮らし。父はわたくしが中3の時に死にました。」
 
(おいおい。石原浩二さん、死んだことになってるぜ。
 小さい子どもがいるときにはよく使う手だよなあ。)

「あ、え〜と。高田朔太郎。同じく、この春にお向かいの男子校を卒業して、
 浪人中、というか……。専門学校でも行こうかなって思ってます。
 カメラマン志望。父親は……
 あ、うちの親父も、オレ…ボクが中3の時に亡くなりました。
 母一人子一人。母はちなみに入院中です。」

「はい。存じ上げております。今回のお話も、お母様から頂いたお話です。
 前にもお話いたしましたように、わたくしが朔太郎様にお礼がしたいこと、
 お母様にもお話させていただきました。
 そうしましたら、快く、今回のようなご配慮をいただき、
 大変ありがたく思っておりまする。」

「あの……サクミ、さん。いや、サクミ。」

「はい。なにか?」

「あのさあ。オレ…オレたち、いずれはラバーズディスタンスになるんだろ?」

「あ、はい。朔太郎様がそのおつもりになられたらの話ではございますが。」

「あの、さ。だったら、もっと、話し方。普通にしない、か?」

「普通、と申しますと?」

「普通ったら普通さ。その、申します、とか、わたくし、とか、ござりまする、
 とかじゃなくって。」

「なるほど。おっしゃることはよくわかります。つまり、ため口と言うか……
 もっと楽な、ラフな、言葉遣いにしろ、と言うことでございま……ことだ、ろ?」

「いや、そこは、ことでしょ?っかな。」

「なるほど。案外難しいものでござ……るね。」

「うん。まあ、ちょっとっつ、慣れていけばいいからさ。
 その方が親しくなれるっつうか、親密な感じがするっつうか。」

「三密は避けつつも、親密な感じ、ってことだ、よ、な、ね?」

「そうそう。その感じ。」

「わかりま……。わかったわ。ちょっとしたキャラ変だけど、ま、それもいっか。
 ついでだから、ちょうどいいかな。」

「ついで?なにがついでなのさ?」

「朔太郎さ……君。あのね、サクミ、この際だから、朔太郎君に、
 本当のサクミを知ってもらおうっていうか……。
 見てもらおうって思って、ていたのでご……いたの、ね。」

「本当のサクミ?を?」

「うん。それをしてからじゃないと、
 朔太郎君の自信をつけるっていうお礼がちゃんとできない気がして。
 だから、まずはビデオ通話で、って思ったんだ、よ。
 ほら、不要不急の外出自粛の東京アラモードだから。」

「う、うん。」

「でもさ、ひょんなことから直接会えるようになっちゃって。 
 でもやっぱ、本当のサクミを見せるにはビデオ通話の方が、最初は良いかなって。」

「最初は?」

「うん。最初は。だって、さすがにバレバレだと恥ずかしいじゃん。」

「バレバレだと?」

「そ。
 あ、石原サクミ、こんなことしてら、とかさ。
 こんな格好してるぜ、とか。
 朔太郎君の顔色とかも露骨に見えちゃったりするじゃん。面と向かってだと。
 だから、まずはビデオ通話にしました。」

「うん。」
(ん?あれ?ブラウスのボタン、外れてる?えっ?全部、してない、の、か?)

「でね、まずは、サクミのこと、よ〜く見てもらおうと思って……。」

サクミが画面の向こうで立ち上がり、ゆっくりと360度回った。

「はい。サクミの全て、お見せしました〜。なんちゃって。」

「おい、そのためにわざわざ、ビデオ通話……?」
(今、スカート、後ろ、切れてた?切り込み?いや、気のせい、か。)


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