美代ちゃん(1998年頃のいつか)-5 美代は健太の様子に気付いた。 いつもの健太ではない。こんな話は止めようかと思った。 でも、美代も健太とその種の会話をすることに 得体の知れない興奮を感じていた。 身体の奥底から生じてくるその感覚に美代も勝てなかった。 「こすって、精子を出すの。」 この美代の答えが、二人が危うい会話を続ける契機となった。