芽衣と千遥の青春 再び-4
「中出し?」
「二人とも?」
雅樹と友和は思わず顔を見合わせた。
もちろん、中出しをしても妊娠の心配はない。
芽衣も千春も、きちんとした処方によって、避妊の心配は全くなかった。
それに、スワッピングをするのに、
いちいちコンドームなど使っていたら雰囲気が壊れてしまう。
いや、本当ならば妊娠の可能性がありながら、
他人妻の子宮へとザーメンを流し込むのも、ある意味では男の醍醐味ではあるのだが、
スワッピングにそのスリルを持ち込むようなことはありえなかった。
スワッピングの目的は妊娠のスリルを味わうことではなく、
セックスそのものを楽しむことにあるからだ。
それに、お互いに今更子育ての年齢でもない。
それに親友同士の間柄で、相手の女房をはらませるのもおかしな話だった。
そして当然のことながら、お互いに性的な病気がないことは間違いない。
雅樹も友和も、不特定多数の女性と身体を重ねる場合でも、
行きづりの女や商売女は相手にはしない。
きちんと相手の素性を調べ、
互いに病気を持っていないことを確認することだけは怠らなかった。
それは千遥も芽衣も同じだった。
夫に隠れて浮気をしてきた時代もあったが、その時でも千遥も芽衣も、
家庭内に煩わし病気を持ち込むことのないように、そのあたりの確認は怠らなかった。
病気や妊娠の心配がないという前提があったうえで、
4人の中では、中出しはある意味、暗黙の了解だった。
それに、それは今回に限ったことでもなかった。
千遥は息子の悠一とのセックスでも、コンドームを使わせたことはない。
芽衣も、悠一とのセックスで、中出しは当たり前のことだった。
今回のスワッピングも当然その流れで来ていたのだ。
それを改めて口にして、相手に要求する千遥と芽衣の真意はどこにあるのだろうか。
「どうして改めてそんなことを聞くんだい?」
「そうさ。さっきまでだって、中出しだったろ?」
「それとも、何か物足りないとか、理由があるのかい?」
千遥と芽衣は顔を見合わせ、互いの思いをその表情から読み取っているようだった。
「理由は簡単よ。中にたっぷりと出してほしい。それだけ。」
「それだけ?それ自体が目的っていう事かい。」
「ええ。それも、出来るだけたっぷり。」
「ええ。わたしも。」
「なぜ?」
「だって……。」
「うん。」
「でも……。」
「あの時も……。」
「うん。」
あの時、そう、高校1年の夏。
二人は3人の男たちにレイプされた後、何人分、
いや、何回か分のザーメンを中出しされていたのだった。
芽衣は、男に跨って狂ったように跳ねている千遥を見ながら、
自分の割れ目から溢れ出てくるヌメヌメした液体を股間に擦り付け、絶頂に達した。
帰宅後、まだ割れ目の奥から溢れ出てくるヌメヌメした液体を掻き出そうと、
千遥は自分の指を割れ目の奥へと忍ばせていき、最後には掌全てを割れ目に入れ、
生まれて初めてのフィストオナニーを、処女を失った日に経験した。
芽衣にとっても、千遥にとっても、夫以外のザーメンには特別の思いがあったのだ。
「雅樹、いいのか?」
「ああ。お前は?」
「ああ、オレも大丈夫だ。千遥がああ言っているんだ。
願いはかなえてやらなくちゃ。」
「じゃあ、オレも、メイちゃんの中に、たっぷり出させてもらうよ。」
「じゃあ、抜かずの3発を目指すか。」
「ああ。これが終わったら一休みすればいいしな。」
芽衣と千遥はベッドの中央で互いに隣り合ったまま、仰向けになった。
芽衣の右側には千遥が横になっている。
千遥の太腿を開きながら雅樹が身体を入れてくる。
その様子は芽衣からもよく見えた。
芽衣の股間に友和が芽衣の太腿を抱え込むようにして、身体を入れてきた。
もちろん、千遥からは夫の顔がほぼ真正面に見える。
「ねえ、こうしていると、どっちとしてるのか、間違えそうになるね。」
芽衣が笑いながら言った。
「あ、じゃあ、わたしたちがどんな顔してるかも、しっかり見られちゃうわけだ。」
「うん。でも、わたしたちからも、旦那の顔が丸見えってことだよね。」
「うん。確かに。でも、わたしの中に入ってくるのは、
メイちゃんの旦那さんのペニス。」
「うん。わたしの中に入ってくるのは、チーちゃんの旦那さんのペニス。」
「だから、わたしの中に出されたザーメンはメイちゃんの旦那さんのザーメン。」
「うん。わたしのには、チーちゃんの旦那さんのがたっぷり。」
そう言うと芽衣は千遥の顔を抱き寄せてキスをした。
千遥もそれに応じ、二人はしばらくの間、互いの舌を絡ませていた。
「さあ、そろそろおしゃべりは終わりにしたら?」
雅樹が千遥の割れ目にペニスを当てがいながら二人に声をかけた。
友和も、芽衣の太腿を肩に抱えるようにして、下半身を押し付けてきた。
「さあ、ここから先、おしゃべりは無しでいこうか。」
「そういうこと。あ、喘ぎ声や悲鳴は良しとしようか。」
「悲鳴?誰が悲鳴なんて上げるの?」
「千遥も、芽衣ちゃんも、悲鳴を上げてしまうほど、激しく責めてあげるよ。」
友和はそう言うと、芽衣の割れ目に自分のペニスを一気に突き刺した。
「あうっ。い、いきなり……。」
「いちいち断って入れてくるような男だったのかい?あいつらは。」
「えっ?あいつら?あ、そ、そう、よ。いきなり、いきなり、だった。
前戯も何もなしに、突然、にね。」
「そう。無理矢理に。」
そう言うと芽衣は、今、自分のオマ〇コの奥深くにペニスを突き刺してきた男の顔、
友和の顔をしっかりと見つめた後、目を閉じた。